今回もカラーのトラブル解決をお届け～
立石さーん、よろしくね！

『CANAAN表参道』の立石純也です！
よろしくお願いいたします！

さてさて、今回はペールトーンのグリーンよね？
どんな失敗が多いの？

もっともやってしまいがちなミスは「青っぽくなってしまう」ことですね。
淡ーい色味を狙ったのに、なぜか濃い青緑になってしまうケースです。
これをワンカラーでお直しするのですが
どんなレシピを組めばいいか、分かりますか？

ん～そうね、色味を薄くしたいってことだから…
ライトナーを使うとか??

好い線いってますよ！
でもこの場合は、イエローを加えることがコツなんです

イエロー♡私のテーマカラーだわ
でもなんでライトナーだけじゃダメなの？

ライトナーだけで施術した場合、色が均等に薄くなるわけではないので
狙ったペールグリーンにならないんです。
原因は後で説明しますが、青っぽいグレーになってしまうことが多いですね。

また、「青＋黄＝緑」という発想でイエローだけを乗せるということも考えられますが
これだと濃くなり過ぎてしまいます。
そのため、薄くするためのライトナーと、緑に寄せるための
イエローを組み合わせるわけです。

クリアを入れたのはなんで？

ペールグリーンはかなり微妙な色味なので
抜き過ぎるのもNGなんです。
なので、クリアで薄めてパワーを調整して
ある程度タイムを置けるようにしているんです。

なるほど！
これでしっかり時間を置けばもう大丈夫ってことね！

油断は禁物！
10分ごとに、青みの具合を必ずチェックするようにしてください。
あまり抜き過ぎると色持ちが悪くなってしまうので
最適なタイミングを見逃さないように注意が必要ですよ。

今回は25分置いてシャンプーね。
色味はどう？

かなり良いですね！
今回はこれでOKです。

もしこの時点でもまだ青かったらどうするの？

その場合は、炭酸シャンプーなど洗浄力の強いシャンプーで洗いますね。
少しの青みであれば落とすことができるので。
この辺りの判断は、色持ちのことも考えて選択できるといいと思います。

キレイなペールグリーン！
ワンカラーでここまで修正できるなんて！

ポイントはやはり、イエローを加えたことですね。
ライトナーだけでは出せない色味かなと思います。

修正できたとはいえ、やっぱり1回で希望の色になるのが理想だと思うんだけど。
その場合はどうすればいいの？

今回のような18レベル程度のブリーチ毛の場合だと
放置タイムでコントロールする方法があります。
淡いグリーンをクリアで薄めて
丁度いい色になったタイミングで流すのがベストかなと。

青っぽくなる前に流すってことね。
でもどうしてグリーンのカラー剤で青緑になっちゃうの？

原因の1つは、ベースの黄みです。

ブリーチのし過ぎで黄みが少なくなっていたり
残留色素によって黄みが打ち消されている髪だと
色がくすんで青っぽくなってしまうことがあるんですね。

それで今回はイエローを加えたわけね。

原因の2つ目は、カラー剤に入っているグレーの色味。

ペール系のカラー剤には、淡さを表現するために
あえて色をくすませるためのグレーが入っていることが多いんです。

黄みが少ない場合は、グレーが強く出過ぎて
緑を通り越して青みが出てしまうんですね。

だからライトナーだけで修正するとグレーっぽくなってしまうのね。
カラー剤にどんな色みが入っているのか、ちゃんと把握しておくことって大切だわ。

その通り！
メーカーごとにも様々特徴がありますが
最低限自分が使っている剤の特性や色味の出方を
把握しておくといいんじゃないでしょうか。

立石さん、今回もどうもありがとう！
ハイトーンカラー編はこれで一段落になるんだけど
またトラブルが発生したときはよろしくね♡

3回にわたって、どうもありがとうございました！

極力シンプルな手法でしっかり効果が出せるテクニックを
お伝えできたかなと思います。
僕のアプローチが皆さんのサロンワークの一助になれば幸いです！