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100均のエリーちゃんを、本気でかわいくしてもらえませんか?【連載⑤】谷口翠彩/K-two(東京・銀座)

「エリーちゃんをつくってみたい! と言っている美容師さんがいる」
ある日、ボブログ編集部に情報が入った。

生え際の髪はすべて浮いており、全頭にランダムに配置された毛穴のせいで分けめが変えづらく(というか変えられない)クセ毛の持ち主・100均のエリーちゃん。早速5人のエリーちゃんを銀座の“あるサロン”に送り込んだのだった。

100均のエリーちゃん(髪書房社内にて撮影)

 

趣味はメタリックナノパズル、手先の器用さはお墨付き

エリーちゃんが着いた先にいたのは、QUEEN’S GARDEN by K-two(クイーンズガーデン バイ ケーツー)の店長を務める、谷口翠彩さん。モデルの滝沢カレンさんや、先日行われた今年入学の1年生を対象としたミスコンテスト FRESH CAMPUS CONTEST(フレッシュキャンパスコンテスト)でグランプリを受賞した立教大学の石川真衣さんのヘアスタイルも担当する。

谷口さん
谷口さん
はじめましてエリーちゃん。初めて記事で見た時から、担当させてもらいたいと思っていました!

「何かつくりたい、つくらなければ」という衝動にしばしば駆られることがあるという、谷口さん。昔から服をつくるのが好きで、リカちゃん人形の服や自分自身の服、作品撮りで使用する衣装もつくっていたという。

現在の趣味は『メタリックナノパズル』や『建築巡り』、規律正しく並んだその姿にうっとりしてしまうと同時に、建設過程がなによりも好物と話す谷口さんは、エリーちゃんの記事を見た時から「自分が好きなテイストでエリーちゃんをトータルコーディネートしたい!」と強く思ってくれたそうだ。

 

 

読者の美容師に伝えたい、100均のエリーちゃんの難しさ BEST3

手先の器用さはお墨付き、それでも「やっぱりエリーちゃんは難しかった」と話す谷口さんに、エリーちゃんの難しさを聞いた。

【100均のエリーちゃんの難しさ BEST3】

第1位:前髪がパックリ分かれている

第2位:分け目を変えるとハゲる

第3位:見た目以上に髪がかたく動かない

 

谷口さんのエリーちゃん制作工程はこちらから▼

 

ーー実際に100均のエリーちゃんを施術してみた感想を教えてください。
谷口:これまで4名の美容師さんがエリーちゃんにトライされた記事を読んでいたので、難しいんだろうなとは思っていたんですが……。想像以上にかたくて扱いづらい髪の毛でした。ただ、エリーちゃんごとに髪質が違うので、自分がつくりたいイメージの髪質のエリーちゃんに出会えるかどうかが重要ですね(笑)。

ーー特に難しかった箇所を教えてください。
谷口:前髪のパックリ割れは治すことができないと思ったので、どう活かしてデザインするかが難しかったです。セニングシザーズで毛先の量感を調整して、分け目を活かした毛流れをつくるよう意識しました。

ーー連載上初めて「暗髪」のエリーちゃんが登場しました。どのように染めましたか。
谷口:油性のマーカーだと時間がかかりそうだったので、布やプラスチックにも色をつけることができる『染めQ』スプレーを使用しました。エリーちゃんの髪で乾くか不安だったのですが、1日置いたら上手く乾いてくれました。

ーーエリーちゃんの洋服のサイズ感がぴったりなのですが!(笑)
谷口:インターネット上にあったリカちゃんの洋服用のパターンを少しアレンジしてつくりました。家にあった布とレザーパンツ用の布は端切れを購入して、製作時間は2~3時間くらいでしょうか。

 

今好きなものが詰まった「モード・エリー」、昔から好きが詰まった「モダンリュクス・エリー」

全く違った2人のエリーちゃんをつくってくれた谷口さんに、テーマとトータルコーディネートのポイントについて聞きました。

――モードちゃんのトータルコーディネートポイントを教えてください。
谷口:エリーちゃんはフェミニンすぎるところがあるので、意外な一面を引き出すというか、どこまで本人と真逆のことができるかに挑戦しています。洋服とヘアスタイルはモードだけれど女性らしさを効かせて。そこでメイクを女性らしくするとエレガントになるので、強いメイクで仕上げました。まつ毛はすべて消して油性マーカーでラインを引き直し、バサバサの眉毛を書き足しています。ヘアのスタイリングは、エリーちゃんのドライな髪質のおかげでうまく表現できたと思います。

――2人のエリーちゃんはどのようにつくり分けましたか?
谷口:暗髪のエリーちゃんは、大人になった今の自分が好きなものというテーマです。私はモードが一番好きなテイストで、さらにモードだけどエッジが効きすぎていない女性らしさが重要だと考えているので、その辺も表現できたかなと思います。

もう1人のエリーちゃんは、エリーちゃんの元々持っている素材を活かして、私が昔から好きなデコラティブでマリーアントワネット的な世界観を表現しました。コロナ禍ですが、みんながhappyになりますようにという気持ちを込めました!

谷口翠彩(たにぐちみどり)/1987年12月19日生まれ、福岡県出身。大村美容ファッション専門学校を卒業後、K-twoに入社。現在K-two銀座店の店長を務める。K-two全店女性スタイリスト指名No.1を誇り、20代後半~30代の働く女性を中心に幅広く支持されている。

エリーちゃん連載①はこちらから

エリーちゃん連載②はこちらから

エリーちゃん連載③はこちらから

エリーちゃん連載④はこちらから

月刊BOB編集部

AUTHOR /月刊BOB編集部

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