【2024年春夏】イエベさん、ブルベさんに似合うトレンドカラーを紹介!【パーソナルカラー解説】

【2024年春夏】イエベさん、ブルベさんに似合うトレンドカラーを紹介!【パーソナルカラー解説】

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ヘアカラー人気はブームからもはや定番に。
技術やヘアカラー剤の進化で、これまでに難しかった絶妙な色表現も可能になってきています。
この記事では、そんなヘアカラーの次押さえておきたい色味をキャッチ!
また、その色味が得意な「パーソナルカラー」についても解説!似合う人はどんな人? どうやって挑戦するの? などなど、併せて紹介していきます♪

色彩検定2・3級を取得している美容専門の編集者が解説します!

ななしま / 髪書房 メディア編集部
Profile
ななしま

髪書房 メディア編集部

2013年に髪書房入社。経営誌月刊NEXT LEADER、総合誌月刊BOBなどを歴任し、現在は書籍を担当。2009年、大学在学中に「文部科学省後援 色彩検定」2・3級を取得。色彩理論や毛髪科学を得意とし『美容師のケミ会話』『薬剤選定攻略マニュアル』などを担当する。

Contents

そもそも、パーソナルカラーとは?

パーソナルカラーとは、生まれ持った肌や目、髪などの色から決まる似合う色のことです。診断結果は四季にたとえられ、「Spring(春)」「Summer(夏)」「Autumn(秋)」「Winter(冬)」に分かれ、それぞれに得意な色味・苦手な色味などがあります。

得意な色味を身につけると肌のきめが整って血色よく見えたり、瞳がくっきり輝いて見えたりします。一方、苦手な色味を身につけると顔色が沈んで肌トラブルが目立って見えます。

イエベ春、ブルベ夏などタイプによって
似合わないヘアカラーがある??

最近よく耳にする「イエベ春・イエベ秋」「ブルべ夏・ブルベ冬」とは肌色のアンダートーンが黄味寄りか青味よりかということを元にパーソナルカラーを簡略的に示したものです。

たとえば肌トーンがイエローベースの人はSpringかAutumnであることが多く、似合うとされる色もイエローアンダートーンの色が多いのですが、かといって「イエベには何でも黄色っぽいものが似合う」わけではありません。

同じイエローベースでも、Springは明るくフレッシュな色調を得意とする一方、Autumnは深みがあるゴージャスな色合わせを得意とします。

ブリーチオンカラーは“色味“と“彩度“でさらにこなれ感を追求!

10〜20代だけでなく、大人にも流行が広がっているブリーチオンカラーのハイトーン。「明度(色の明るさ)」が高いヘアカラーは、パーソナルカラー4タイプの中ではSpringさんが最も得意とする色です。また、淡い色味ならSummerさんが比較的得意です。

★ジューシーなオレンジの色表現が幅広く繊細に!

RENさん[ZOEY/福岡・大名]のInstagramより(画像クリックで遷移)


ブラッドオレンジのような高彩度オレンジが新鮮でかわいい! ビビッドオレンジをサラッとしたこなれ感あるメイクでも着こなせるのはSpringさんだと言われています。

長谷モンジアさん[DaB/東京・表参道]のInstagramより(画像クリックで遷移)


鮮やかながら、ややニュアンスを感じるオレンジもおしゃれ★ このくらい彩度をぼかすと、全方位トライしやすい色味に。特に、似合う色だけにとらわれてヘアカラーをチョイスするとゴージャスになりやすいAutumnさんには、深めのニュアンスオレンジはおすすめです。

★明るめが似合いにくい人は「コントラスト」と「ライン」で似合わせる

Winter、Autumnのがハイトーンにトライするときは、色味の選定やデザインが少し幅が狭くなってしまいがち。

SHUTOさん[LUXEN/東京・渋谷]のInstagramより(画像クリックで遷移)

そこでおすすめなのはやっぱり海外風のバレイヤージュ。数回通って育てる必要はありますが、明度のコントラストを効かせることで似合わせやすくなります。

SHUTOさんのスタイルはカットベースも素敵! ライン感のあるベースなら、ハイトーンのぼんやりした印象が苦手なAutumさん&Winterさんもクールに着こなすことができます。

長谷モンジアさん[DaB/東京・表参道]のInstagramより(画像クリックで遷移)

ラインを効かせるなら、ストレートタッチ&筋感で見せるのもおしゃれ! こなれ感がでて大人な印象のデザインカラー。新鮮なデザインで目を引くこと間違いなしです!

RENさん[ZOEY/福岡・大名]のInstagramより(画像クリックで遷移)

同系色のルーツ・コントラストもユニークですね! 同系色でアクセントを入れれば、ハイトーンが苦手なWinterやAutumnタイプの人でも苦手をカバーしやすくなります。

ブリーチの技術も薬剤も進化しているので「似合わない」にとらわれず、この春・夏も美容師さんとお客さまでオンリーワンのハイトーンカラーを楽しんでほしいです♪

黄赤味を抑えたニュアンスベージュはますます繊細に

黒髪特有の黄赤味を攻略するグレージュやミルクティーはもはや鉄板。この春・夏も引き続きオーダーが多くなりそうです。

★透明感グレージュは引き続き定番カラー!

大賀哲平さん[sai/東京・表参道]のInstagramより(画像クリックで遷移)

グレージュを一番得意とするのはSummerタイプです。メラニンを感じさせない透明感でふんわり仕上げることで、肌なじみよく。他のタイプに似合わせるときは適宜ピンクやベージュなどをミックスして、濁らせすぎず色味で調整しましょう。

★抜きすぎないミドルトーンは全方位こなれてキマる

長谷モンジアさん[DaB/東京・表参道]のInstagramより(画像クリックで遷移)

リサーチしていて新鮮に感じたのはミドルトーン! 今や18~20レベルまで高明度カラーを楽しむことができますが、あえての14レベルくらいのニュアンスブロンドがオシャレ。「地毛がこの色なんです」というこなれ感で着こなせるのはSpringさんかなと思います。(※Summer-Springタイプの筆者は今この色です)

とはいえ、ベージュ系は日本人の肌色に似合いやすい色味なのでパーソナルカラーを選ばずにおすすめしやすいと思います。一歩間違うと「キンキンの金髪」になるので、黄赤味のコントロールに気をつけて

透明感ある暗めカラーが新鮮★

今年は特に、春・夏に暗めカラーってオシャレだなと目を引きました。暗めカラーが得意なのはAutumn・Winterタイプの人。単に暗めではなく、透明感が大事。そしてこの春・夏は色味で遊ぶのも楽しそう!

★差をつけるならオリーブ〜ニュートラルブラウンが新鮮!

保坂宝石さん[SHIMA/東京・原宿]のInstagramより(画像クリックで遷移)

バリエーション豊かなデザインカラーであふれるなか、ほんのり香るようなマットがオシャレで目を引いた保坂さんのスタイル。アッシュでもベージュでもない、ツヤっとしたマットがこなれています!

こういった深みのあるヘアカラーが得意なのはAutumnさん。メイクも薄めで質感や動きも足しすぎず、サラッとまとめるだけでオシャレにキマると思います!

akinoさん[フリーランス/東京・渋谷]のInstagramより(画像クリックで遷移)

人気の韓国風カラーもニュートラルなブラウンに進化しています。 こちらのブラウンベージュは、はやりのアッシュやグレージュに比べてメラニンの芯を感じるスタイルなので「地毛っぽいのにあか抜けている」雰囲気になりやすく、ナチュラルビューティな韓国風スタイルと相性抜群です。

このくらい明度・彩度ともに深みのあるカラーなら、AutumnさんだけでなくWinterさんにもおススメです。

★春にあえてのレッドを透明感で着こなす

秋・冬に気分なこっくりレッドですが、質感がかわいい春・夏におしゃれな色味を発見!

長谷モンジアさん[DaB/東京・表参道]のInstagramより(画像クリックで遷移)

色味を主張しすぎないナチュラルなレッド。色味的にはオレンジが近いですが、明度を下げることでよりさりげない雰囲気で今っぽさを出すことができそう。

そして、さらっと毛流れをつけたストレートタッチがとってもかわいい。このくらいの明度はAutumnさんが得意な色ですが、レッド~オレンジならSpringタイプにも似合いそうです。

宮崎直哉さん[Tierra/東京・原宿]のInstagramより(画像クリックで遷移)

青味に振るとWinterタイプにおススメのバーガンディに!宮崎さんのこちらのスタイルなら、自然光に映える透明感で夏の日差しにもぴったり!

これまで春・夏に選ばれにくい色味なので、あえてチョイスして差をつけることができそう。Autumnさん&Winterさんはハイトーンが得意ではないので、それを逆手に取って差がつく透け感バーガンディ、おすすめです!

似合わないヘアカラーはない? 似合わせるためのひと工夫を紹介!

パーソナルカラーは、似合う色を知ることで本来の顔立ちを印象的に見せる知恵の1つです。

イエベ春、ブルベ夏というのは、分かりやすさを追求したあくまで目安で、「私はブルベ夏タイプだからこの色じゃないとダメ」というものではありません。

イエベ・ブルベといった肌のアンダートーンだけでなく、瞳のコントラストや地毛の色や質感などを総合的に判断するものになります。

★メイクで似合わせる

極点に似合わない色をまとうと、クマが目立ったり瞳や顔立ちがぼんやり沈んで見えたりするというのがパーソナルカラーの理論です。

ですが、だからこそ自分のパーソナルカラータイプの色でなくても、ベースの質感やチークの血色感で印象を調整することもできます。クールな印象のWinterタイプの色を着こなすためにアイラインをキリッと引いたり、というデザインで調整する方法もあります。カラーコンタクトレンズを使用するのもアイデアの1つです。

★ 服で調整する

ヘアカラーはあまりに似合わないと顔映りに影響はしますが、それよりも服のカラーコーデに影響が出ることがカラーチェンジで気にすべきポイントかなと思います。

髪色を冒険する場合は服のコーデをパーソナルカラーで統一してみたり、服をあえてハズしてコーデしたい場合は髪色が浮かないようにパーソナルカラーにこだわったり、というトータルでの色選びが大事になってきます。

★ テクスチャで調整する

色彩は色そのものだけでなく、素材の質感にも大きく影響を受けます。たとえば筆者はブラックが似合いにくいのですが、だからといってフォーマルな装いや礼服でブラックを着ないわけにはいきません。そこで極力光沢感のある素材や、TPOで問題なければ透け感のある素材などを選び、自分の得意な質感に寄せるようにしています。

髪もそれと同じで、ダークブラウンのヘアの際はグリースやオイルでウエットに仕上げてツヤ感をプラスしたり、あるいはパーマの動きで全体の印象を散らしてもらったりしていました。今はスタイリング剤もとても幅広く、使い勝手のいい商品が多数出ていますので、いろいろトライしてみると楽しいと思います!

いかがでしたでしょうか?

最後にご紹介したものはあくまでアイデアの1つで、いろんな方法があります。今ではパーソナルカラー診断ができる美容師さんもいますし、そうでなくてもプロの客観的な目線で「似合う色」を美容師さんに教えてもらうのが一番間違いがありません。

自分に似合うヘアカラーで、春夏のオシャレを楽しみましょう♪

ななしま
執筆者
ななしま

直毛一族の末裔。毛髪科学、色彩学、財務が得意です。好きなものは宝塚と蛙亭と世良真純

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