一度ハイトーンカラーにしたら、リタッチブリーチを繰り返しながらオンカラーでさまざまな色を楽しみたいと考えているのが全頭ハイトーンカラー世代。
でも全頭のリタッチブリーチは、既染毛にキレイにつなげることが非常に難しいテクニック。さらに、既染毛が切れたり髪のダメージが悪化したりしないための、オンカラーの知識や経験も必要です。
そこで、「キレイな発色はもちろんのこと、お客さまを一生担当するつもりでダメージレスな施術をすることが大切」と話す、WICO代表のWATARUさんにダメージレスなリタッチブリーチとオンカラーのポイントを聞きました。
いつも愛用しているという「FIBREPLEX」のパウダーブリーチと、新しく登場した「FIBREPLEX bond color(以下、ボンドカラー)」を使って、リタッチブリーチのポイントから、オンカラーの色選定の仕方まで、徹底的に伝授してもらいました。
※この記事はヘンケルジャパン株式会社とのタイアップです。
↓WATARUさんの実際の施術の様子はこちら。
ダメージレスに理想の髪色にするには?
WATARUさんいわく、スタッフの方々が抱えるブリーチオンカラー施術の悩みは、ムラになってしまうことと、キレイに発色しないこと。WICO スタイリストのSARAさんも、これらの悩みを抱える一人です。
根元が伸びてきたブリーチ毛をキレイに染めるコツってありますか?
一番大事なのは、やっぱり塗り進めるスピード。スピーディーに塗り終えないと、色ムラができてしまうんだ。あと、パネルをオンベースにすることと、テンションをしっかりかけるのもポイントだよ。
なるほど! オンカラーするときの色選定のポイントはありますか?
まず毛質を見て、どのくらい色が入りやすいかを見極めるのが大切。その後に仕上がりをイメージして、既染毛から何トーン上げると理想の髪色になるかを考えて、色を選定していくよ。
今回は、ボンドカラーのブリーチオンカラー専用ラインを使って、キレイなペールトーンカラーを目指して施術しよう!
【施術編】肌寒い季節にぴったりなペールトーンカラー
Before
1)根元リタッチブリーチ
ブリーチRECIPE
1剤 パウダーブリーチ
2剤 OX6%
2)オンカラー
ーークリアの量を決めるときのポイントを教えてください。
ペールトーンにしたい場合、クリアの使い方がすごく大事なんです。クリアとカラー剤1対1にした場合、2トーンくらい上がるイメージなので、今回は根元を2倍、それ以外を4倍にして、全体の色がキレイに繋がるようにしました。
オンカラーRECIPE
根元
1剤 インディゴブロンド(BO-IDB):ライラックブロンド(BO-LB):クリア(CL-0)=3:1:8
2剤 OX3%
中間〜毛先(既染毛)
1剤 インディゴブロンド(BO-IDB):ライラックブロンド(BO-LB):クリア(CL-0)=3:1:16
2剤 GEL OX3%
After
ボンドカラーなら、傷みを気にせず高発色カラーを楽しめる
ーーブリーチ売上NO.1※ブランド「FIBREPLEX」のパウダーブリーチを使用していただきました。いかがでしたか?
※シュワルツコフ調べ
僕は普段から「FIBREPLEX」のパウダーブリーチを愛用しているのですが、粘度がちょうど良くてとても塗りやすいんですよね。特に、決まった箇所だけに塗らないといけないリタッチに適していると思います。
ーー「FIBREPLEX」のパウダーブリーチは、塗ったところに留まってくれるのもうれしいですよね。
そうですね。あと、膨張しづらいのも助かります。膨張しやすいブリーチ剤の場合、放置時間を短めにするなど計算する必要がありますが、「FIBREPLEX」は攻め気味でも大丈夫です。
抜け具合も強すぎず、狙ったトーンになってくれますね。
1回でキレイに抜けてくれるので、大切なお客さまの髪の毛を傷めずに施術できるのがうれしいです!
ーーオンカラーには、枝毛・切れ毛を98.6%削減※してくれる「FIBREPLEX」からデビューしたボンドカラーのブリーチオンシェードを使用していただきました。使い心地はいかがでしたか?
※シュワルツコフ プロフェッショナルの研究所にて、ブリーチ剤+ファイバープレックス No.1 ボンドブースター、No.2 ボンドフィクサーとブリーチ剤で比較した際の研究データ(最大値)
低アルカリなのに、茶色みや黄色みが残らなかったので驚きました。正直、低アルカリのカラー剤は余計な色味が残ってしまうことが多いのですが、しっかり打ち消してくれました!
ーーボンドカラーは髪の保護と強化※をしながら染められるのが大きな特長ですが、何か感じましたか?
※ファイバープレックス No.1ボンド ブースター、No.2 ボンド フィクサー併用で
モデルさんの髪は元々ブリーチしてあって傷みが気になっていましたが、ジェルデベロッパーで塗りやすく、摩擦が少なく塗布できたので傷んだ髪でも扱いやすかったです。仕上がりは艶が出て、ダメージを軽減しながら施術できたという印象を受けました。
ーー今回ペールトーンという難しいカラーリングでしたが、発色はいかがでしたか?
今回はリタッチブリーチしか行っていないので、オンカラーだけで既染毛の色ムラを整えるのは簡単ではありませんでしたが、しっかり発色してくれました。最初に気になっていた色ムラも消えて、キレイに仕上がりました!
施術前、髪の傷みが気になっていましたが、ボンドカラーで染めたらツヤツヤなペールトーンカラーに仕上がりました。お客さまも満足してくれると思います!