モデル編/M字の薄毛カバー【第6回】
薄毛専門サロンRELIVE(リライブ/東京・吉祥寺)の栗田卓弥さんと益満千尋さんによる、薄毛対応のメンズカットテクニックを披露する連載です。
第6回はM字の薄毛に悩むモデルカット編です。
これまでのおさらい
前回のO字の薄毛カバーに続いて、今回はM字の薄毛カバーモデル編です。
ウイッグでの復習はこちらから!
before
M字の薄毛をカバーするので、前髪の厚さをそろえていくことがカットのポイントです
カウンセリング方法については→こちらからチェック!
アンダーを切る
まずは薄毛のデザインとは関係ないアンダーを切ります。
今回のモデルの場合はアンダーの毛量も少ないので
バリカンは使わず、透けすぎない程度に短くカットしていきます。
ツーブロックラインを平行に分ける理由は→こちら
もみあげはスッキリと
スッキリ前
スッキリ後
前髪を切る
切り始める前に前髪の厚さとどのくらいの長さが似合うかを決めます。
短いほど厚みは出ますが、顔立ちに合わせてデザインしましょう。
疑似前髪をつくり、流す方向を決める
実際の前髪の毛量
疑似前髪で毛量を増やす
ウイッグでのM字の薄毛カバーは→こちらで確認!
パネルは必ず前髪の位置で引き出す
OK
NG
こめかみの髪は前髪の長さにそろえる
スッキリ前
スッキリ後
トップ〜サイドを切る
バックを切る
バックは薄毛に関係ない部分なので
ヘアデザイン重視でカットしていきます
切り上がり(ウエット時/ドライ後)
毛量調整する
サイドとバックは通常通りにセニングを入れます。
M字が薄い場合、頭頂部のO字部分も薄くなり始めている場合があるので、
髪を梳きすぎないように注意しながらセニングを入れましょう。
梳いてはいけない部分はブロッキング
M字まわりはもちろん
O字まわりも注意が必要
M字の前髪にセニングを入れるときは
表面から入れると、梳き具合がわからないため
必ず生え際からスタートします。
1線目→梳く必要があるのか確認しながら、毛先中心に。
2線目→重なる透け感を確認しながら、毛先中心に。
3線目以降(表面)→動きを出せる部分なので、中間〜毛先中心に。
2線目までが前髪の厚さに影響します。
必ず十分な厚みを確保できているか確認しながらセニングを入れましょう。
セニング後
眉カット
スタイリング
スタイリングするときの毛流れの方向をお客さまに伝えながらセットしていきます。
薄毛専門サロンのスタイリングのコツ
ウエット時に使うスタイリング剤は、太い束感ができないものを選ぶのがポイント。ワックスだと束感が太くなり、地肌が見えて薄毛が目立ってしまうため。
RELIVEではスタイリング剤はステージワークス パウダーシェイク(資生堂)を使用している。ウエット時につけて乾かすだけで適度なゴワつきができ、セルフスタイリングでも再現しやすい。
スタイリング後
どこから見てもクールなビジネスマンヘアに
- Profile
- 益満千尋、栗田卓弥
RELIVE(リライブ)代表/東京・吉祥寺
(左)ますみつちひろ
1988年2月25日生まれ。鹿児島県出身。日本美容専門学校卒業。都内2店舗を経て、2014年、東京・吉祥寺にCOLOオープン。’22年同地に薄毛に悩む男性のための完全個室美容室RELIVEをオープン。
(右)くりたたくや
1987年9月11日生まれ。埼玉県出身。日本美容専門学校卒業。都内1店舗を経て、’22年同地に薄毛に悩む男性のための完全個室美容室RELIVEを益満氏とともにオープン。
RELIVEのwebサイト
https://relive-tokyo.com/
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