薄毛をカバーするスタイリング【第4回】
薄毛専門サロンRELIVE(リライブ/東京・吉祥寺)の栗田卓弥さんと益満千尋さんによる、薄毛対応のメンズカット技術とスタイリング術をご紹介。
第4回では、これまでカットしてきたM字、O字、U字の5つの髪型のスタイリングテクニックです。
薄毛の3つの型をカバーしてきました!
M字、O字、U字の振り返り
剃り込みが深くなるM字、頭頂部が薄くなるO字、M字とO字が複合したU字の3つがあり、第3回までで5つのヘアスタイルでカットの基本を紹介しました。
薄毛をカバーするスタイリングをマスターしよう
基本テクニック(M字ショートスタイル)
薄毛をカバーするスタイリングはカットの次にとても重要です。
とはいえ、基本的なプロセスは薄毛の型に関わらず同じ。
RELIVEではお客さまにスタイリングの方法もきちんと伝え、次の日からご自身でもちゃんとスタイリングできるようにしています。
今回はサロンで仕上げるときのポイントを紹介します
【スタイリングのPOINT】
●全頭を濡らし、パウダーミスト(※)
をつける。
※RELIVEではステージワークス パウダーシェイク(資生堂)を使用。
●薄毛部分をカバーしながらドライし、全体のかたちを整える。
●なるべく遠くからハードスプレーを全頭につけ、ヘアスタイルを固定する。
乾かす前につけるスタイリング剤は、適度なゴワつきの出るタイプのものがおすすめです。
簡単に根元の立ち上がりや、フォルムをつくることができます
乾かすときの風の向きに気をつけましょう!
薄毛をカバーする髪で自然に隠せているか確認しながらブローします
ハードスプレーはできるだけ遠くから全頭にスプレーします。
これでどんな強風にも負けません!
M字(ショートスタイル)のスタイリング(切り方はこちら)
M字(重めスタイル)のスタイリングのコツ
前髪を少し流したいので、右から左へ向かって風を当て、毛流れ をつくる。
ひし形シルエットを目指して、トップにボリュームが出るように全体を動かす。
指先で束感をつくりながら、毛流れを整える。
O字(七三パート)のスタイリングのコツ
ヘビーサイドはアップバングにするので、根元を立ち上げるように下から温風を当てる。
ライトサイドは上から温風を当てて、メリハリをつける。
O字をカバーする髪はふんわり立ち上がりながら隠したい方向へ流れるように温風を当てる。
O字(アップバング)のスタイリングのコツ
カバーする髪に立ち上がりをつけながら、前に向けて温風を当てる。
全体的につむじから前方へ向かって毛流れをつくる。
前髪は下から温風を当てて、立ち上がりをつくる。
U字のスタイリングのコツ
カバーする髪に立ち上がりをつけながら、前に向けて温風を当てる。
ていねいに束感をつくる。
遠くから全体にムラなくハードスプレーをつける。
- Profile
- 益満千尋、栗田卓弥
RELIVE(リライブ)代表/東京・吉祥寺
(左)ますみつちひろ
1988年2月25日生まれ。鹿児島県出身。日本美容専門学校卒業。都内2店舗を経て、2014年、東京・吉祥寺にCOLOオープン。’22年同地に薄毛に悩む男性のための完全個室美容室RELIVEをオープン。
(右)くりたたくや
1987年9月11日生まれ。埼玉県出身。日本美容専門学校卒業。都内1店舗を経て、’22年同地に薄毛に悩む男性のための完全個室美容室RELIVEを益満氏とともにオープン。
RELIVEのwebサイト
https://relive-tokyo.com/
- TOP
- 薄毛専門のカット&スタイリング
- 薄毛カバー
- 薄毛をカバーするスタイリング【第4回】
- TOP
- 薄毛専門のカット&スタイリング
- 薄毛カバー
- 薄毛をカバーするスタイリング【第4回】