O字の薄毛をカバーする基本【第2回】
薄毛専門サロンRELIVE(リライブ/東京・吉祥寺)の栗田卓弥さんと益満千尋さんによる、薄毛対応のメンズカット技術とスタイリング術をご紹介。
まずは薄毛の型を3つに分けて、型ごとの基本カットテクから確認。
第2回は「O字」をカバーするテクニックで2スタイルつくります。
薄毛には大きくわけて3つの型がある
M字、O字、U字の違いとは?
剃り込みが深くなるM字、頭頂部が薄くなるO字、M字とO字が複合したU字の3つがあります。
ウイッグで擬似的に3つの型の薄毛をつくり、カバーするための基本的な考え方を紹介します。
O字の基本カット(アップバング)をマスターしよう
ここからは、O字の薄毛をカバーする基本テクを学びつつ、アップバングのショートスタイルに仕上げていきます。
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アンダーを刈り上げる
O字をカバーする髪型の場合、上から切ると下が長くなりすぎてしまうので、下から切って上の長さとつながるようにしていきます
O字をカバーする髪を切る
O字の薄毛は、人によって位置はさまざまです。カバーできる髪は基本的に1cmの厚みがあればOK。足りないときはつむじの位置を前後ずらすなど、カバーできる髪の量を調整しましょう。
1cmの厚みは確保!
カバー以外を切り進める
カバーとして残す部分は分けとっておき、これ以外の部分は通常のプロセスで髪型をつくっていきます
ウエットのままでO字部分を切り進めると必要なところまで切ってしまう恐れがあるので、ここでいったんドライします。乾いた状態で生えグセなど見極めながら、慎重にカットしていきます。
ドライ後、カバーする髪にレイヤーを入れる
カバーとして分けとっておいた髪と前髪をつなげて、レイヤーを入れていきます。この際、カバーとして必要な髪と不要な髪が出てくるので、見極めながら切り進めます。
毛量調整する
カバーする髪の違和感がなくなるようにセニングを入れて調整していきます。必ずカバー部分がO字にかぶさっているかを確認しながらていねいに切りましょう。
セニング後
before & afterを確認!
広めのO字の薄毛を隠したヘアスタイルに切り上がりました!
O字(狭め)編/パート分けスタイルをマスターしよう
ここからは狭い範囲でO字の薄毛が気になる人へ向けた、七三パートに分け&アップバングにした大人のビジネスヘアを紹介します。
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ウエットカット
人によりますが、つむじ周りが薄くなるケースが多いので、つむじとは逆位置でパート分けすることがポイントです。今回は右サイド寄りに七三分けします。
パート分けのポイント
切り上がり(ウエット時/ドライ後)
毛量調整する
ヘビーサイドは厚みがある分、しっかり毛量をとります。O字周辺は量をとりすぎないよう、慎重に!
- ライトサイドは毛先中心、ヘビーサイドはしっかり毛量調整する
- O字の周辺は量をとりすぎず、毛先中心にぼかす
- O字の下はレイヤーを入れ、不自然な段差をなくす
セニング後
before & afterを確認!
今回紹介した2つのヘアスタイルのスタイリング方法は連載第4回にて紹介予定です。
お楽しみに!
- Profile
- 益満千尋、栗田卓弥
RELIVE(リライブ)代表/東京・吉祥寺
(左)ますみつちひろ
1988年2月25日生まれ。鹿児島県出身。日本美容専門学校卒業。都内2店舗を経て、2014年、東京・吉祥寺にCOLOオープン。’22年同地に薄毛に悩む男性のための完全個室美容室RELIVEをオープン。
(右)くりたたくや
1987年9月11日生まれ。埼玉県出身。日本美容専門学校卒業。都内1店舗を経て、’22年同地に薄毛に悩む男性のための完全個室美容室RELIVEを益満氏とともにオープン。
RELIVEのwebサイト
https://relive-tokyo.com/
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