メンズのお客さまのオーダーは韓国テイストのワードがやや減って、パーマをかけたりバームの質感の無造作ヘアを求める傾向に。ラフで大人っぽくキマるスタイルの要望が高まっていますね。これまでと同じ韓国スタイルをそのまま提案するのではなく、LAテイストをミックスしたような、くしゃっとしたサーフカールを提案していきたいと考えています。

えり足は毛先を軽く動かしたいため、毛先巻きで巻きます。今回は半年前のパーマ履歴が残っていたので内巻きでかけましたが、パーマがかかっていない場合は逆巻きで巻いて動きを強調させます。

ミドルとオーバーのミックス巻きがランダム感を出すポイント。ロッドの大きさを替えながら、フォワード巻きとリバース巻きを交互で入れることで、サーフカールのようなランダム感が出ます。

サイドは上下２つのセクションに分けて巻きます。頭の丸みに合わせてロッド径を替え、縦巻きとななめ巻きを使い分けます。平巻きにすると顔周りが膨らんでしまい海外ミックス風のカールが出にくいので注意が必要。パーマがかかりにくい方、パーマを持たせたい方はロッド数や回転数を増やすこともあります。

耳周り〜ネープのランダムな動きの上に、前髪からサイドのゆるやかな大きめカールが乗った「陰影のあるシャドウパーマ」が完成しました。前髪には韓国テイストを残しつつ、耳周りからバックにかけたランダムな動きがポイント。韓国パーマに飽きた人のネクスト提案になりそうです。

日本に１年ぶりに帰ってきて感じたのは、韓国テイストの強いスタイルや束感を強調するスタイルのオーダーが減ってきていること。それで今回はネオ韓国ヘアの提案として、LAテイストミックスのシャドウパーマをつくりました。サロンワークでは、ホームケアにケア重視のミルクをお勧めして、外国人のクセ毛のようなナチュラルなパーマをキープできるようお伝えしています。一歩先の提案に「ラフな海外ミックスパーマ」、お勧めです！