サラサラのストレートヘアは、多くの女性の憧れの1つ。酸熱トリートメントや酸性ストレートなど豊富な薬剤が開発されたことや、SNSでの盛り上がりも相まって、今や“美髪ブーム”といっても過言ではありません。
しかし、ブームの影響で「思ったようにクセが伸びなかった……」「かえってダメージしてしまった……」といった失敗の声や、そういった難しい履歴を持つお客さまの来店が目立つといった美容師さんの声が聞かれるという現実も!
そんな今、ぜひゲットしてほしい縮毛矯正の基礎読本が4月24日(月)に発売されます!
その名も『クセ毛の味方!』。
薬剤のスペック頼りにならない、一生モノの縮毛矯正技術が学べる本書の魅力を紹介していきます。
- 初心者からうまくなる縮毛矯正 クセ毛の味方!
- SNSや美容室予約サイトで注目を集める「美髪ブーム」。薬剤も進化し、酸性や中性領域でクセにアプローチできるものも増えているけれど、だからこそ「何を勉強していいかわからない」という人は多いのでは?
この本は、今改めて【縮毛矯正】をわかりやすく簡単に学ぶことに特化した新しいベーシックブック。
・毛髪科学が苦手!
・育休や離職などでサロンワークにブランクがあり、最新の薬剤に追いつけない…
・お店で使える薬剤が限られていて最新の薬剤が使えない
といった苦手意識・困難のある人にこそ読んでもらいたい、目からウロコの「一番わかりやすく、一生モノの技術になる」縮毛矯正学び直しの決定版だ。
その著者、クセミカとは?
東京と大阪、2つの離れた都市でクセ毛に悩むお客さまの絶大な支持を集めてきた同い年の美容師が、そのアツい志でタッグを組んだ縮毛矯正特化型オンラインサロン!
2020年にスタートし、動画やテキストでの配信のみならず、会員同士の闊達な質疑や議論で盛り上がる課題解決型のコミュニティに成長しています。2023年3月末時点で5期400名が終了し、全国に着々と“クセ毛の味方美容師”の仲間を増やしつつあります!
それでは、ここからは著者の上原聡良さんと野坂信二さんに質問をしていきます★
2人が“クセ毛”のお客さまに特化し、縮毛矯正を極めるようになったのはなぜですか?
縮毛矯正は毛髪科学の深い知識と高いレベルの技術を求められます。練習が足りなかったり曖昧な知識だったりすると大きな失敗も伴う“諸刃の剣”とも言える技術であるため、「縮毛矯正は傷む」といった誤ったイメージが先行してしまっています。それを払拭したいという思いがあったからです。
僕は、きっかけこそケミカルメニューを武器にしたいという興味だったのですが、サロンワークを通してクセ毛のお客さまの悩みにたくさん触れたことです。クセが強くてプチプチ切れてしまい伸ばせないという方、クセ毛を理由にいじめられたことがある方……、さまざまな方にお会いしました。仕事の根本に、いつも「お客さまの哀しみを背負っている」という自覚を忘れないようにしています。
なるほど。だからこそ、クセミカの縮毛矯正は、これまでのベーシックと一味違うんですね?
はい! 初心者の方から簡単に理解でき、一生モノの技術として深めていけるように、薬剤頼りにならないシンプルな理論と技術に整理しました。
ケミカルが苦手な方、お店で購入している薬剤が限られている方でも大丈夫なんですよ。育児や介護で現場を離れ、最新の薬剤の知識が不十分な人でももちろん大丈夫!
クセミカ流縮毛矯正4つのパラダイムシフト
①どんな髪にもアイロン180度、放置タイム25分
一般的な縮毛矯正では、クセの強さやダメージの度合いによってアイロンの温度や放置タイムを調整するものですよね?
はい。ですが、それでは個別の対応を体系化するのが難しいですよね。ですのでクセミカでは、アイロンの温度・放置タイムは固定し、還元力のみで個別対応をします。“変えること“を1つに絞ることで、“技術のものさしづくり“をするんです!
還元時の高温での熱処理は毛髪に大きな負担がかかるため、アイロンの技術にも強いこだわりがあるのがクセミカの特徴です。「プレスしない・テンションをかけない・絡ませない・角度に注意」といった4つのルールで、どんな毛髪にも同じ技術でアプローチできるよう訓練していきます!
②軟化チェック、しません!
1液を塗布して放置したのち、毛髪の弾力をみる軟化チェック。パーマや縮毛矯正で還元の進み具合をチェックするためにおなじみの工程ですが……?
放置タイムを25分と定めているからです。通常、髪を引っ張るなどして弾力を確認しますが、これも感覚的で、理論的に教えるのが難しいですよね。
“なんとなく”を極力なくすのがクセミカ流。これも“ものさしづくり“の1つなんですね。
③アルカリ=強い、酸性=優しいと、思い込んでいない?
薬剤の発達によって還元剤の種類が増え、酸性の還元剤も多く知られるようになりました。酸性の還元剤は「髪に優しい」というイメージがありますが……?
そうとは言い切れません! 酸性の還元剤は、簡単にいうと毛髪を膨潤させずに結合に作用します。だから、毛髪の状態に対して正しく使い分けないと、結合を十分に切れないという失敗が起こりえます。
未還元でクセが伸びきらないのを、熱処理で無理に伸ばそうとしてしまうと、深刻なダメージを与えてしまうことにもなる!と警鐘を鳴らすクセミカの2人。
クセミカの縮毛矯正理論では、還元剤をクセの種類やダメージの度合いに対して繊細に選定していきます。
④還元剤のレシピって……H(ハード)+S(ソフト)=M(その中間)ではない!
お客さまの毛髪の状態に合わせて薬剤を選定するのは難しそう……と思う人もいるかも。クセミカではどのようにレシピを学んでいくのですか?
クセミカではまず還元剤の種類と特徴を学び、次に自分のお店で使っている還元剤を調べます。pHや濃度など、基本的なスペックを調べて、クセの種類別・ダメージ別のチャートに落とし込んでいくという作業をします。
料理のように、まさに自分だけの“レシピづくり“をしていくのだそう。つまり、どんな薬剤を使っていても大丈夫。みなさん一人一人の使っている薬剤を、この本で勉強すれべ“公式化“することができちゃうんです!
実践を重ねたり、新しい薬剤が加わることでアップデートしたりして、“自分だけのものさし“の深みが増していくんですね。
よくある難しい実例や失敗への対処法も満載!
“薬剤頼り““感覚的“に陥りがちな部分を徹底的に排除し、どこまでも現場主義を追求した新しい縮毛矯正理論。
エイジング毛を中心とした難しいオーダーの実例や、4カ月後を追うリタッチ実践も満載!
さらに、上原さんと野坂さんの元に駆け込む新規客の実例を元に、前回履歴の問題点を解説する“失敗の原因と対策“も網羅しています。
お客さまの“美髪“へのニーズと関心が高まる今こそ、縮毛矯正を学び直したい美容師さんにおすすめ。初心者から身につく一生モノの縮毛矯正技術がマスターできる1冊です!