Zと変わる!自分大改革 第2回〜成長計画表を立てるの巻

Zと変わる!自分大改革 第2回〜成長計画表を立てるの巻

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撮影・動画制作:トカジショウタ

Z世代生まれの6名の美容師、

TENDOさん(iki)、いさなさん(ADITION)、鎌形 諒さん(AI TOKYO)、中村雄樹さん(REDEAL)、へぎしょうたさん(sand Osaka)、岩本桂弥さん(SKILL)からなる「Z美容師の虹」。

彼らの元には日々悩みを持つ若き美容師の声が集まります。

そんなZ世代を中心に絶大な人気を誇る「Z美容師の虹」とボブログがコラボしたプロジェクトが始動……!

その名も…

Zと変わる!自分大改革


この企画は、

・何か変わりたいきっかけをつかみたいデビュー前・デビュー間もない美容師

・ブランディングやSNSの時流について、トップの知識を学びたい方

・Z世代がどんなことを考えて、何につまづいているのか、何を得意としているのかを知りたい経営者

に向けてお届けしていきたいと思います。


今回は連載第2回目。前回オーディションで選ばれた光野怜奈さん(ZEST 吉祥寺店)とともに、自分の改革計画を立てていきます。

第2回目の担当は、はんぺんこと中村雄樹さん(REDEAL)&TENDOさん (iki)の“てんぺん”チーム(編集部命名)。

プレイヤー・社長として両方の顔を持つ二人ならではの未来の描き方、そしてその人の「なりたい」という思いの引き出し方も必見です!

Contents

「なりたい」がいっぱい!光野さんの野望

前回のオーディション合格を受けて、今回の収録までに「自分の未来計画」を立ててきてもらいました。

夢は有名女性美容師! いつかは自分のお店を持ちたいという夢があり、お店のディティールまでもすでに構想を練っているという光野さん。

そのほかにも叶えたいものがたくさん。以下のような「マインドマップ」をつくってきてくれました。

かなり細かな計画を立てていて、仕事だけでなくプライベートな部分も計画を立てている模様。

光野さん

いつかは自分のお店を持ってみたいという夢があります。
推しているメニューはハイトーンやデザインカラー。
自分のお店を持つまでにフォロワーを10万人まで増やしたいし、
女性美容師として有名YouTuberになっていたい。
プライベートは35歳くらいまでに子供が欲しいなと思っているので、
産休・育休をしている間でもお店が回るようになっていたい。
オリジナルの商品もつくってみたい!

ここで漢気リーダーTENDOさんが切り出します。

TENDOさん

いろいろやりたいことを考えていて、なるほどなと思った。
そこで質問なんやけど。
今、もし光野さんがいきなり2,000万円渡されて、明日からお店を出せるお金をぽんっと得たとします。
明日から、お店を出して成功するイメージってあります?

TENDOさん

私のお店だせるっていう条件だけ揃っていても、
その一歩が踏み出せないってなった時、
その不安要素の原因は「積み重ねているものが少ないから」。
だから自信が持てない。

今回の企画でしっかり詰めていったほうがいいところって、目の前のことなのかなと。

はんぺんさん

やりたいことをここまで文字起こしできることはすごいと思う!
先の「お店を出したい」という目標も明確なのは素晴らしい!

だからこそ今、「美容師」という仕事をしっかりやっていくことが大事になってくると思う。

光野さんの未来の目標が見えたところで、まずは「目の前の美容の仕事」の充実度と成果にこだわっていく方向に。

てんぺんチームによる課題の洗い出し

先ほどの会話の中で、光野さんの野望の裏側にある「自信のなさ」についても触れました。

TENDOさん

美容師として自信につながる成功体験ってなんだと思います?

光野さん

集客・・・?ですかね・・・?

TENDOさん

うんうん、つまり売り上げにつなげることですよね。
どれくらい売り上げられたら自信に繋がります?

TENDOさん

今のアベレージは総売上で100万円くらいと言ってましたよね。
なので、たとえば300万円〜400万円とかいったら、今までにない景色になるから、それって大きな自信になるはず。

TENDOさん

同じように、有名になるのも自信につながる。
何をやったら有名になれると思います?

光野さん

TikTok、SNSで再生回数を伸ばすこととか。

TENDOさん

そうそう。あとは数字を伸ばしていきたい、売り上げを上げていきたいってなったら
一人ではできないじゃないですか。
今後自分でもお店を持ちたいとか思うと、「教育の成功体験」も必要になってくると思うんです。

TENDOさん

今の光野さんの夢の達成のためには、
「売上・有名・教育」3つの課題を解決できたらかなり夢に近づくと思う。

教育苦手なのはどうしたらいいですか・・・という光野さん。
はんぺんさん

お店を持ちたいのなら、自分一人が幸せになるだけでなくて
自分が提供したいと思う価値を、一緒に提供できる仲間を見つけて
その仲間たちと一緒にお客さまを幸福にする集団を作っていく、

という感覚がないと、継続性もないと思う。

光野さんのマインドマップやプレゼンを見て、TENDOさんからの本質的な問いが。
図星です、と言わんばかりの光野さん。笑

二人の的確な導きによって、課題がしっかりと見えてきました。

ここでてんぺんチームによる課題をまとめてみましょう。

・夢から逆算した目標数字を決める

・有名になるためのSNSの目標数字を決める

・教育

TENDOさん

目標や夢があることは素晴らしいこと。
でも、根拠のない夢や野望を根拠づけていくには、やっぱり日々の努力しかないんです。

はんぺんさん

「努力しか勝たん」です。笑

光野さんのブランディング戦略とは?

オーディション当初から「ハイトーン」で推してきた光野さん。

しかし、現状の売り上げはハイトーンだけでなく、髪質改善メニューやトータルビューティメニューなども含まれての100万円。

どうやって売り上げをつくっていくかの内訳でもブランディングが変わっていく。

TENDOさん

とにかく数字数字で上げていくのも正解だし、
数字の上げ方にこだわりたい、というのも正解。

数字にこだわるのであればいろんなメニューを網羅していく必要があるし、
「ハイトーン」にこだわって数字をつくりたいのであれば、そのためのブランディングが必要。

例えば、お店のブランドをつくる時にハイトーンで若めターゲットに集客してきた経験がなければ、
ブランド自体をつくることができない。

ここで光野さんからのお悩みが。

光野さん

お店自体が今「メンズ」でバズっていて、集客の方向性もメンズになっちゃってる。
だからハイトーンのお客さまが集まりにくいんですよね。。

TENDOさん

でも有名になりたいっていう目標があるのなら、
お店の集客の方向性はあんまり関係ないような気はしますけどね。

多分僕らが別のお店で働いたとしても、今と同じようなお客さまがくると思うんですね。


はんぺんさん

たとえば、いまめちゃくちゃきているメンズさんの中で
ハイトーンできそうな人を顧客にしていったら、
どんどんハイトーン層が増えていって、
その質感を見た女性客もきて、、、とかって流れもあるかもしれないですよね。

はんぺんさん

ちなみにうちの新卒1年目の子で、
うちはバレイヤージュとかハイライトのフリーのお客さまがメインなんですけど、
営業外のカラーモデル施術の発信だけで
営業外に100万円をつくった子もいるんです。

彼は茨の道を選んだタイプですね(笑)。

光野さん

すごい・・・

はんぺんさん

光野さんの話を聞いていると、プライベートも大事にしたいという気持ちもありそうだから、
営業内の時間を最大化させる方向がいいのかなと思いますね!


課題をベースにしたブランディングの戦略も見えてきました。

5月に向けた目標と、次回までの宿題

二人のサポートを得ながら、光野さん自身で目標を立てました。

・5月の総売上150万円

・Instagramのフォロワー5000人(収録時点で2,800人)

そして次回への宿題は

・ダブルカラーの工程動画(リール)を1日2回投稿する

・エニアグラム(性格分析診断)で自己分析をする

課題と希望が見えた第2回。光野さんはどんなアウトプットをしてくるのか?

次回はSNSに強い虹チームのホープ、岩本桂弥さんといさなさんです。乞うご期待★

Z美容師の虹 / TENDO(iki)、いさな(ADITION)、鎌形 諒(AI TOKYO)、中村雄樹(REDEAL)、へぎしょうた(sand Osaka)、岩本桂弥(SKILL)
Profile
Z美容師の虹

TENDO(iki)、いさな(ADITION)、鎌形 諒(AI TOKYO)、中村雄樹(REDEAL)、へぎしょうた(sand Osaka)、岩本桂弥(SKILL)

6名のZ世代美容師からなるチーム。サロンの垣根を超えて「自分たちのマインドを知ってもらい、美容師のためになるコンテンツ発信をしたい」という思いから結成された。YouTubeチャンネルを持ち、「生まれ変わりたい美容師」さんを募集し、アドバイスを行なっている。

KAGA
執筆者
KAGA

多毛・くせ毛で常に横に広がっています。おにぎりと鰻とタッカンマリが好き。

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