2020年5月。神戸から銀座へ出店を広げたSCREEN。
銀座店のオープニングスタッフは
全員神戸店で働いていたスタッフ。
銀座店で勤務しながら、1カ月のうちの一週間は
神戸店でサロンワークを行い、神戸と銀座の両店に立つ。
コロナ禍にもかかわらず、銀座は目標以上。
神戸店はスタッフの銀座店異動に伴う抜けがあったにもかかわらず、売り上げUP。
銀座店の25歳のスタイリストは神戸に戻る一週間のサロンワークで150万を売り上げる。
なぜ、それができたのか?
SCREENの新たな挑戦の裏側を密着すると、その答えが見えてきた。
それはコロナで価値観が変わった今、サロンで最も大切なことかもしれない。
お花屋さんと間違われたオープン当初
縁もゆかりのない神戸でゼロから「SCREEN」をスタートさせた神谷翼さんとその妻・KAORIさん。
オープン当初、お客さんはゼロの状態が続く。
入店してくるのは、お祝いの花束で溢れた店をお花屋さんと間違えて入ってきた人たち。
しかし、そんな人たちにも「お店の中を見て行ってください」と積極的に声を掛けたという神谷夫妻。
最初は認知すらしてもらえなかったが、徐々にお客さんが入るようになり、翌年には2店舗目を出店するまでに成長を遂げる。
SCREENメンバーが次々と国内外の賞を受賞
店を支えてくれている「SCREEN」のメンバーが次々と国内外の賞を受賞し始めた。
SCREENもそれに応じて売り上げをアップしていく。
全てにおいて順風満帆に進んでいたが…
神谷夫妻を襲った不安
サロンが順調に拡大していく中、神谷夫妻が感じたのは今の居心地の良さへの「不安」だという。
これまでの並ならぬ苦労があったからこそそうした不安を感じずにはいられなかったのかもしれない。
そこで神谷さん夫妻が取った行動は新しいことへのチャレンジだった。
銀座出店を決意
この不安を払拭するには新しい何かを挑戦するしかない。
そこで考え付いたのが東京・銀座に新しい店をオープンさせること。
KAORIさんは「早すぎたかもしれない、でもそう思った瞬間が今だった」と振り返る。
2人が口を揃えて言うには、自分たちというよりもスタッフたちへの期待も込めて出店を決意をしたのだという。
東京出店はスタッフ誰にも告げていなかった
東京に出店することは直前までスタッフ誰にも告げていなかった。
突然、銀座店の店長を任されることになったスタイリストの橋本さんは意外にも不安は一切なく、むしろ任されることに嬉しさを感じたと話す。
橋本さんは現在でも月に1週間だけ神戸店へ戻り、サロンワークを行っている。
そのたった1週間で150万円を売り上げるという橋本さんが言うには、神戸店のお客様の存在が原動力となっているのだという。
神谷さんのスタッフにかける想い
SCREENサロンマネージャーの福井さんはSCREENを支えてきた初期メンバーの一人。
神谷さんは誰かのために成長したいと思えるようになったのは福井さんの存在があったからこそだという。
福井さん自身も「神谷がいなかったらこんな幸せな気持ちを味わえていなかった」と涙ながらに想いを口にした。
こうした二人の関係がサロンが大きくなる原動力になったのは想像に難くない。
メンバーの力を信じることがサロンの成長に
「自分だけのためならどこかで妥協が生まれてしまう。スタッフのことを考えれば、妥協なんてできなくなってくる。」
神谷さんのスタッフの成長にかける強い想いは並大抵ではない。
「この子たちならいける自信がある」
神谷さんはこれから主軸を担うスタッフたちの活躍を強く信じている。
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