ブラジルで大バズ?! フォロワー1万→10万になった男のリール大作戦
「ブラジルで大バズりした男がいるんですよ・・・」
その情報をタレコミしてくれたのがsand osaka 代表のへぎしょうたさん。
詳細を聞くと、sandでデビュー1年間もないスタイリストが、Instagramの投稿で大きくバズを起こし、1カ月でフォロワー約1万人から10万人に劇的に増加。
しかもすごいのは、瞬間風速的に増えたフォロワーが現在も減っていないのだ。
噂のバズ美容師の真相を探るべく、早速取材を依頼した。
常にバズ狙い。でもまずは「段階を踏むこと」
噂のバズ美容師の正体は、、sand osakaのいつきさん。
弱冠23歳。スタイリストデビューしてまだ1年ながら昨年12月には220万円を売り上げ、3カ月以内のリピート率は80%というパワフルな若手美容師だ。
- Profile
- いつき
[sand osaka/大阪府大阪市]
1999年3月16日、滋賀県生まれ。高津理容美容専門学校卒業.兵庫県内のサロンで勤務後、2020年にsand入社。表参道で勤務後、2022年sand osakaの立ち上げに参加。スタイリストデビュー1年目にしてフォロワーInstagramフォロワー10万人超え。現在はsandのSNS教育担当も担う。
- Instagram : @itsuki_sand
こんにちは!
いきなりですが、SNSがすごいことになっていますね!
単刀直入にお聞きしますが、バズは狙ってましたか?!
こんにちは! ありがとうございます(笑)
バズは、常に狙ってきました。
デビュー前からSNS分析を自己流で続けてきて、デビューした2022年1月には1万人のフォロワーがいました。
僕の持論では「バズ」には
・圧倒的なクオリティ
・そのひとの魅力がわかる
という2点のポイントがあると思っていて。
ふむふむ。。
僕もメモを取りますね!笑
ヘアの圧倒的なクオリティで勝負することはもちろん意識はしていますが、まだその段階の途中にいる、というのが僕の自己評価です。
まず、デビュー1年目で叶えられる領域としては、僕の魅力をできるだけ多くの人に知ってもらい、それを数字につなげていくこと。その一つの手法がInstagramでした。
なるべく多くの方に見てもらうには、「興味をそそられるな」と思ってもらった人に何度も見てもらう、という仕掛けにするのがいいのでは?と気づいたのが2022年の7月ごろです。
そこからリール動画を超ショートにし、だいたい4〜7秒以内の動画にまとめるようにしました。
そこでバズが起き、7月上旬は1.2万人だったフォロワーが8月には10万人に伸びたんです。
す、すごい数字・・・。特にこの時期はタイトルも英字にしているんですね。
英字にしていること、よく気づいてくださいました!
特に再生回数の多い投稿は海外でのリーチが伸び、なぜか特にブラジルでの再生が多かったんです(笑)。
理由を僕なりに分析してみたんですが、バックショットのみで、さらにライン感があって重たいスタイルだったことが海外でのバズにつながったのではないかと思います。
逆に、日本人のお客さまにはラインが出すぎたり、重すぎるものはあまりウケがよくないので、その違いを分析できたことも僕の今の武器につながっています。
いつき流「バズの法則」とは?
この劇的なフォロワー数の伸びはすごいことです!
ただ、よく聞くのは爆発的に伸びるとそのあとの反動も大きいというあるあるがありますが、
いつきさんはどうでしたか?
アシスタント時代から、「ショートを上手に切れる人は他のレングスのカットもうまくなれるはず、だからショートを武器にしよう」と心に決めていました。
それが時代の流れにもマッチしたのと、
さらに高明度カラーを組み合わせた「カラーに似合うショート」というバズに負けないコンセプトを最初から決めていたことがフォロワーが今も離れずにいてくださる理由かなと思います。
また、海外の方がいくら見てくれても来店につながる確率は低い。
結果の一つとしてバズやフォロワーの増加は必要なことではありましたが、実際のお客さまの来店に繋げる必要があると思い、発信の方法を切り替えました。
具体的には、
・どんな人に向けて発信しているか
・どんな女性像を提案している美容師なのか
が一目で見てわかるように、リールの戦術も徐々に変化させています。
バズったら同じ手法を繰り返してしまいがちですが、本来の思いとずれてしまってはせっかくのバズも活かせないことがあるわけですね。なるほど〜。
そうなんです。
特に、僕は最初に東京のお客さまを軸にカット技術もインプットしてきたので、大阪のオープンと同時にスタイリストデビューしたのですが、初月の売り上げは22万円という悔しい結果でした……。
あくまで僕の分析ですが、東京のお客さまは重めなスタイルが多いのに対して、大阪のお客さまは軽さや、最後に巻いて仕上げるようなスタイルを好まれまる傾向があります。
ブラジルのバズもそうですが、自分が来て欲しいお客さまに来ていただくには、【武器×ニーズ】の組み合わせが必要です。
バズを通して、ウケるスタイル・ウケないスタイルや自分に求められていることが客観的にわかったことが次につながっています。
超ショートリール作戦のPOINTまとめ
- ウリが一目見てわかる
- 誰に向けた投稿なのか、一目でわかるようなサムネイルにする
- 4〜7秒にまとめる
- 動画内文字は少なくし、何度も見てもらえるようにする
バズを起こしたからこそ行けるフェーズへ
バズをきっかけに、お客さまも増えて、そしてそれが継続している状態にあるいつきさん。次はどんなことを考えているんですか?
自分の技術や自分のウリなどは伝えられたと思うんですが、同じリールを使って今度はより美容師の仕事の本質的な部分とか、sandというお店の「空気感」みたいなものを伝えていって、小手先では見せられないような良さを発信していきたいなと考えています。
めちゃくちゃ大切なことですね!
ですが、表現するのもその分難しそう……。
そうですね。
でもだからこそチャレンジしがいもあります。
自分が成長できるのはある意味当たり前で、僕と接した周りの人が、「この人から学ぶことがたくさんあるな」と思ってもらえる先輩でい続けることが大事だと考えています。
みんなと関わりあうことで成長していける風土、お店づくりをしていきたいと思っています。
バズは、一つの結果に過ぎません!笑
数字を細かく追いかけて、結果を出したからこそ見える景色の解像度が上がってくるのだな〜といつきさんをみていて感じました!
サロンでのますますの活躍を願っています!
ありがとうございました!