すべての猫好き美容師へ、コーヒー飲んで保護猫支援にゃ。

すべての猫好き美容師へ、コーヒー飲んで保護猫支援にゃ。

211
Contents

美容師は猫好き? コーヒー好き? どっちも好き?

「aonecoプロジェクト」を通して、保護猫支援を行なっている株式会社waji(菅野裕樹 代表取締役)は今夏、aonecoコーヒーを発売する。

購入金額の約10%が支援先の保護猫機関に寄付される「aonecoプロジェクト」。

猫好きの美容師もコーヒー好きの美容師も、猫もコーヒーもどちらも人生に欠かせない美容師も・・・

猫トークや支援活動について、お客さまと話を深める一杯を淹れてみませんか?

「ぐうたらブレンド」(写真左)と「つんでれブレンド」(写真右)


バッグや財布・美容師向けのシザーズケースやエプロンなどの革製品を手がけるwajiの次なる提案は、「衣食住」の新しい形。

コーヒー好きの菅野社長は「aonecoコーヒー」の企画にあたり、コーヒーを猛勉強。毎日20杯、酔っ払うほど試飲し、豆の引き具合やブレンドの配合などこだわり抜いたという。

菅野社長のこだわりと、一軒家カフェ・喫茶こくん(東京・清澄白河)の監修により完成したのが「ぐうたらブレンド」と「つんでれブレンド」。

ぐうたらブレンド

〜深いコクと上品な甘味。ミルクとの相性も抜群〜

菅野家の少し臆病なのんびり猫「センくん」のイメージ。深煎り豆をメインに配合し、どしっとしてて重厚。

つんでれブレンド

〜華やかな香りの後に、のどかな甘味の余韻〜

菅野家のツンデレ猫「クラちゃん」のイメージ。ややツンとした華やかな香りのインパクトの後に、のどかな甘い香りに包まれる。

※試作商品のため、パッケージや内容に変更の可能性があります。

毎日飲むから、毎日の支援につながる。

コーヒーから広がる支援の輪は、猫好きとコーヒー好きが多い美容師から広がるのかもしれない。

すべての猫を隙だらけに・・・

警戒心の強い猫が、お腹を出して無防備な姿で眠るとき。

それは猫にとって“隙だらけ”でいられる、一番幸せな時間。


「猫と暮らしたいな」

どうやったら共働きの家庭でも猫を迎えられるかを数年前から考えていた菅野社長。

保護猫機関の厳しいチェックを通過し、4年前から2匹の保護猫と暮らしはじめた。

菅野家のセンくん(写真右)とクラちゃん(写真左)


一緒に暮らしはじめた頃は、家具の下に隠れて怯えて眠っていた生後3カ月のセンくん(現在4歳・♂)とクラちゃん(現在4歳・♀)も、今ではお腹を出して幸せそうに眠る日々を送っている。

菅野裕樹氏 

2匹の眠っている姿を見ていると、自分も幸せな気持ちで満たされて・・・。こんな気持ちをくれた猫たちにできることはないかと考えついたのが「aonecoプロジェクト」でした。



保護猫支援で大事にしている3つのルール

菅野社長は保護猫支援活動を行う上で外せないと考えていることが3つある。

1)透明性 

日本のチャリティ状況を調査して気になったのが、寄付率が1〜5%と少ないことと、寄付金の使用用途が不明確であるものが多いということ。

原価が約28%前後と言われている革製品業界で「aonecoプロジェクト」の寄付率は約10%。このプロジェクトに向き合う菅野さんの覚悟が寄付率からも感じられる。

また、寄付金の使用用途を明確にするために、「aonecoプロジェクト」では、商品を購入したお客が支援先を選べる仕組みをつくった。


【aonecoプロジェクトのクリアな寄付のしくみ】
①[お客様]商品のお買い上げ
②[お客様]支援先を選んで寄付クーポンを送信
③[aoneco]支援先に寄付金額を送金
④[支援先]寄付の受け取りを定期的に配信

僕たち保護猫の支援活動の特徴がわかりやすくまとまっているので、支援先を選ぶのはカンタンにゃ。

購入金額のうち、実際にいくら支援されたのかも明記されているので、支援の実感も湧きやすいペロ。


支援先の保護猫施設一覧はコチラから。

2)持続性 

無償のボランティアは必ず続かなくなる。

「価格は控えめ、寄付は大きく」を実現するために、菅野社長は足を使い、賛同してくれる取引先を探した。

材料メーカーを回って材料を安くしたり、不要在庫を激安で長期契約したり、バイヤーが「aonecoプロジェクト」のスポンサーになり、仕入れ額の5%を補填してくれることもあるという。

「aonecoプロジェクト」は賛同してくれる人たちのハートで成り立っているプロジェクトなのだ。


「aonecoプロジェクト」スポンサー一覧はコチラから。

3)関わるすべての人に恩恵を

賛同してくれる人たちのお陰で成り立つプロジェクトだからこそ、「作り手」「使い手」「支援先」「猫たち」すべての人(猫)に恩恵のあるプロジェクトを目指した。

●作り手
工房には取得が極めて困難で最高位である技能検定1級の職人がメインとなり、aonecoのものづくりを行なっている。「aonecoプロジェクト」を通して、これまで革製品に馴染みがなかった客層へ商品を届けることができ、クリエイターの表現の場の創出にもつながる。

●使い手
チャリティにありがちなチープな仕上がりではなく、作り手がプライドと猫愛を持って作る価格以上の価値を感じられる商品を提供している。

また、支援先を自身で選び、支援先に直接届ける「寄付クーポン」は使い手の参加意識が高まる仕組み。寄付クーポンの使い道や活動は、支援先がSNSで発信してくれるため「寄付が実感できる」のも嬉しい。

●支援先
継続的な寄付により、日々の活動資金を得ることができる。また、支援により活動の幅を広げ、新たな取り組みにも挑戦できる。

●ネコたち
不安な場所から支援先へ引っ越しができたり、安心できる環境(支援先)で、終の住処(譲渡先)を見つけることもできる。





猫のように柔らかい革のシザーケース

同社では同じ職人である美容師へ、素材・技術・デザインの追求を通じて「aruci」ブランドを提供。カスタムできる美容師向けのシザーケースやエプロンのラインナップを揃え、オーダー品にも対応している。

猫好きの美容師や保護活動を行いたい美容師には「aoneco✖️aruci」ブランドも展開。

さりげなく猫モチーフがデザインされているシザーケースは、「革が柔らかくて使いやすい」「長く使えそうで、使い込んでいくのが楽しみ」などのコメントが多く、購入ページには、美容師を目指す美容学生の息子にプレゼントした母親の声など、ほっこりするエピソードも。

aoneco✖️aruciシザーケース

保護ネコ施設への寄付チケット「1,800円」が商品価格に含まれていて、この金額は僕たちの1カ月〜1カ月半のごはん代相当になるペロ。

aoneco✖️aruciエプロン


aoneco✖️aruciのラインナップはコチラから。

鞄や財布など革製品の商品コンセプトは、「厳(おごそ)かに猫」

ターゲットは猫好き。かわいすぎず大人向けのシックなデザインが多いため、親子で持ったり、プレゼントとして使う人も多いという。

ヘアメイクアップアーティストのikiさんとコラボレーションしたアクセサリー
猫足をイメージした金靴付きバッグも菅野社長のアイデア。好評につき、6月18日に初お披露目となるリュックのラインナップにも猫足シリーズは追加予定だという。
猫を撫でているような柔らかな肌触りを感じられる、猫の毛並みを再現した型押し。傷が目立たないため、余すことなく革を使うことができ、原価を抑え「価格は控えめ、寄付は大きく」に貢献する。

「aonecoプロジェクト」は口コミで広がり、現在、販売店は全国で150店舗となっている。

販売店リストはコチラから。

寄付金は500万円を突破。クラファンでも猫に恩返し

「aonecoプロジェクト」をスタートし、2年で寄付は500万円以上を突破した。

次なる目標を「毎月100万円以上の寄付」に定め、月1千万円の売り上げを目標としている。

人間に幸せな気持ちをくれる「猫に恩返し」のテーマでクラウドファンディングにも参加。

6,880,581円と目標を大きく上回る記録を残し、5月22日で終了した。

菅野裕樹氏

aonecoの支援活動に手を挙げてくれる人たちのお陰でこのプロジェクトは成り立っています。

そのためにはやっぱり「透明性」のある支援活動であり続けたい。

そして「aoneco価格でお願いします!」と協力を仰いでコストを抑えることはあっても、ボランティアではなく、持続可能な支援活動を目指したい。

関わってくださるすべての人に恩恵があるように・・・。

猫好きの美容師さんともコラボレーションしたいと考えていて、これからもさまざまな人たちを巻き込んでいきたいと考えています!

 

モノだけでなく猫のためのコミュニティへ

菅野社長が今後強化していくのは、現在5箇所の支援先の拡大。

そして、物販だけでなく「コミュニティ」など、場の提供を考えている。

菅野裕樹氏

4〜5月は出産シーズン。生後2カ月以上経つと譲渡が可能になるため、秋口に保護猫の譲渡会を開催したいと考えています。

猫たちの置かれている状況を多くの人たちに知ってもらい、猫と暮らしたいと考えている人に来てもらうことで、少しでも不安を払拭できる場にしたいですね。

場づくりや「aonecoプロジェクト」の広報活動を通して、活動を広め、日本全国の猫を救う一縷になれたと考えています。

そして日本のみならず、世界中に伝播していくプロジェクトに育て、すべての猫が「隙だらけで眠れる」世界をつくりたいです。


「すべての猫を隙だらけにするために、僕らは隙をつくってはいけない」という菅野社長。


猫たちがくれた幸せを、次は私たち人間が返すとき。
小さな猫愛は人の行動を変え、社会を変える。



気軽に支援してみたい美容師さんは、LINEスタンプもオススメ

500ダウンロードは超えているというaoneco LINEスタンプ

物販のように支援先を選ぶのではなく、5箇所の支援先に均等に10%の寄付を行っている。
LINEスタンプを使いながら、支援に参加できるお手軽さも魅力。

菅野裕樹/すがのゆうき / 株式会社waji 代表取締役
Profile
菅野裕樹/すがのゆうき

株式会社waji 代表取締役

家具や雑貨の専門商社、老舗革製品メーカーの生産管理などを経て、ジャパンメイドの製品をつくりたいと2016年にwajiを設立。美容師向けの商品aruciは2016年から、aonecoプロジェクトは2021年2月から始動。

株式会社waji
Salon Information
株式会社waji

鞄・服飾小物・シザーケース等の製造企画及び卸販売および鞄・服飾小物・付属金具・資材などのOEM・ODMを手がける。和(wa)の地(ji)から名付けた株式会社wajiの根幹は「ものづくり」。ものづくりを通して日本中、世界中に我(wa)の路(ji)を築く。

住所 大阪府堺市中区土師町 5-8-8
MAP Google map
店舗情報 < 本社 >  

599-8238 大阪府堺市中区土師町 5-8-8

< 東京オフィス > 

135-0003 東京都江東区猿江 1-10-15

< 工房兼ギャラリー > 

545-0021 大阪市阿倍野区阪南町3-21-25

< ストア兼プレスルーム >

135-0024 東京都江東区清澄3-7-4 丸万ビル1F
YAHAGI
執筆者
YAHAGI

ほぼ毎日WEB記事、ときどき単行本。

Prev

Next