「AI元年」と言われている2025年。来店するお客さまもAIを身近に感じ、AIとのコミュニケーションを当たり前に行う時代がやってきます。
未来を見据えて活動してきた「デジタルサロン協会(通称:デジサロ)」事務局長であり、SENJYU代表でもある森越道大さんにAIの活用方法と今後の展望を聞きました。
あなたの質問に
〈森越AI〉が何でも答えます!!
fifth〈木村AI〉に続き、この記事の疑問に何でも答えてくれる〈森越AI〉の制作がデジサロの協力によって実現。
記事を読んでわからなかったこと、聞いてみたいAI関連の質問を〈森越AI〉に直接問いかけてみよう。


👉 聞いてみたいことを「森越AIに質問!」ボタンを押して入力。

👉 〈森越AI〉が答えてくれる!

※本記事の〈森越AI〉は、実際の森越さんと違ってAI関連質問のみに答えることが可能。

小さな疑問から理念浸透まで、
「何でも知り子ちゃん」が解決

SENJYUではバックオフィス機能をAI化している。名前は「何でも知り子ちゃん」。
💭「サロンの鍵の閉め方がわからない!」
💭「備品を購入した際、どう精算したら良い?」
などなど、スタッフの小さな疑問を解決してくれる心強い味方。
SENJYUでは「バックオフィスAI」と「給与計算AI」の活用を推進しており、お客さま対応だけでなく、社内のナレッジを高める場面でAIが登場する。

たとえばSENJYUの理念をスタッフに伝えたいとき、直接フェイスtoフェイスで伝えることが最も大切だと考えていますが、「理念の浸透」を考えると日常的に理念を確認できるようにしておくことも必要です。
AIを活用すると社内のナレッジを共有しやすいため、今後はリクルートやセミナー後のアフターフォローで使えるAIも活用していきたいと考えています。




AIを活用したいシーンは美容室によって違いますよね。
そのお困りごとによって自分たちで簡単に作れるようにしたAIが「i Producer Studio(通称:アイプロ/デジタルサロン協会提供)」。
「何でも知り子ちゃん」はこの「アイプロ」を使ってつくっています。
無料で使えるAIじゃなきゃ、広まらない
アイプロデューサーは、デジタルサロン協会の一般会員に登録すると(月額550円〜)無料で使用することができる。
ChatGPTの大規模言語モデルをベースに美容業界版につくり変えているため、美容師タイプに合わせて性格を選べ、カスタマイズが可能だ。
なぜ、無料でAIを提供することができるのだろうか。

AI時代がきたときに、これまでのように大企業がつくったAIにお金を払って使ってしまったら、また彼らのルールの中で戦わなきゃいけなくなります。
そうならない方が美容師は豊かになれると思うので、デジサロは業界団体として無料で使えるコンテンツをつくりました。
2025年はまず、AIを美容師の皆さんに慣れてもらう段階。
今、美容業界内外の企業がスポンサーになってくれています。企業と一緒にルールをつくることで、美容師に寄り添った新しいユーザー体験をつくりたいと考えています。

デジサロは、美容業界とIT業界の懸け橋に。
新しい集客・新しい求人・新しい教育は、企業がつくった仕組みをそのまま使わない。
「Web 3.0のユーザー体験は、美容業界がルールメイク」する意気込みで臨むという。

2023年3月6日にオープンAIが発表されてシステムが公開され、2024年はさまざまな企業がChatGPTを使ってシステムをつくった1年でした。2025年はそれがリリースされる年なんですよ。今年は世界的にさまざまなAIサービスが出てきます。
美容師さんよりも一般ユーザーの方がAIとのコミュニケーションが生まれてくるので、美容師さんが思っている以上にAIの活用が進むはず。
そこで重要なのは、ChatGPTに課金するモデルだとこれまでと変わらないということ。デジサロは美容師さんのための団体なので、550円/月で登録すると最強のAIが無料で使えます。
デジサロのアイプロデューサーは2025年の1月から無料で配り始めて、現在、50法人が使っているという。 中でも活用が広がりそうな「給与計算AI」は、給料計算のロジックを学習させることで自社用にカスタマイズが可能。

たとえば、技術売上300万のスタイリストが「私の給料はいくらになりますか?」と聞くこともできるし、給料100万円にしたい場合に「いくら売り上げを上げればよい?」と逆の計算もできます。
給料計算のミスは一番やっちゃいけないところですが、やはりヒューマンエラーは必ず起きます。今までは人がダブルチェックしていたけど、AIが入ることによって、人とAIのそれぞれでチェックできるようになりました。
ボブログ編集部でも「アイプロ」使ってみた!
i Producer Studio(アイプロデューサースタジオ)の管理画面では、各サロンの課題に対してさまざまなAIをつくることができるという。
ここからは「アイプロ」がどんなものなのかを、実際に『ボブログ編集部』で使ってみることに。
言語ファイルを学習させることでAIの精度がより高くなる仕組みらしいので、ジャンルを絞って取材データを読み込ませた。


取材ファイルをどんどん喰わせろ〜


韓国ヘアや韓国サロン情報に詳しい
〈ボブログAI〉ができました!

美容業界がルールメイクする時代に向けて
美容業界向けのサービスとして開発したアイプロデューサースタジオは今、介護業界や飲食業界、建築業界向けの開発も進んでいるという。

たとえば介護業界ではアイプロデューサースタジオをベースにしたAIを使って、利用者のカルテデータを学習させています。
介護者がチャット形式で質問すると「利用者のAさんは、こういうところを気をつけてください」とサポートしてくれるAIですね。
他業界と方々と話していると、お客さまの悩みや要望を引き出す美容師のコミュニケーションはマニュアル化できない分、レベルの高さを感じます。
フェイスtoフェイスのコミュニケーションは完全にルール化はできず、だからこそオモシロイ。
僕がweb 3.0のユーザー体験の世界観は「美容業界がルールメイク」をする形でやっていきたいと考えているのは、それが理由です。
美容師は「人」が「選ばれる」仕事。美容師さん「その人」にしかできないことも多く、人自身に蓄積している知識や技術があり、個性も豊かだ。
AIの進化とともに個人の色を出せる美容師の仕事のおもしろさにも、改めて目が向けられるだろう。
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