AIって「得体の知れない機械のようなもの」とか「人間を支配するんじゃないか」みたいなイメージがありました。

最近、自分なりに調べたりもしてますが、まだよくわかっていなくて…

そうですよね。

簡単に「人工知能」と言われていますが、

人間の仕事を奪ったり、僕らをコントロールしたりするものじゃないか、という不安があるかもしれませんね。

でも、実際には、AIは「人間力を加速させるツール」なんです。

僕がAIを使う中で一番メリットを感じているのは、時間を生み出すことができるという点。

特に忙しい美容師さんは時間を得ることで、新しいアイディアを生んだり、お客様に集中して向き合ったりする時間が得られるようになります。

技術やツールの進化がすごいということよりも、その技術を使って自分が何をしたいか、どうやって社会に貢献するかが、これからの時代に求められていることだと思います。

正直「どう使ったらいいんだろう？」というところもありまして…

僕自身も最初はそうでしたよ。

今はまだAIを触ったことがない方も多いと思いますし。

まずは、家の中でのちょっとした質問をAIに投げかけることから始めました。

例えば、日常生活で使う料理のレシピを聞いてみるとか。美容師としてAIを活用する場合も、まずは「とりあえず使ってみる」ことが大事です。

美容業界でも、AIでできることはたくさんあります。

例えば、

1. ヘアスタイルの生成

2. サロンプロモーションの動画作成

3. プレゼン資料の作成

4. SNSのキャプション作成

5. 留守番電話の録音

6. キャンペーン戦略の立案

7. 経営理念の文章作成

などが活用できますね。

便利とはいえ、まだまだAIにアレルギー反応がある方もいそうですよね。

「髪質改善」や「白髪ぼかし」といった言葉も、最初は「何それ？」と思われていましたが、今では当たり前のように使われていますよね。

AIも同じで、最初は馴染みがなく抵抗感があるかもしれませんが、業界全体がAIを活用する方向にシフトしていくと思います。

AIは施術の効率化やお客様への提案、コミュニケーションの強化に役立ち、これからの美容業界には欠かせない存在になるでしょう。

美容師さんはトレンドに敏感な感じもしますが…

美容業界は他の業界に比べると、AIやWEBに関して少し遅れている部分があるかもしれません。

美容師さんたちは「自分たちのテリトリー」という意識が強く、新しいものに対して保守的な面もあるからかなと感じます。

実際、生成AIによるヘアスタイル画像も、始めは真っ二つに意見が分かれましたよね。

僕は、今からAIに慣れて上手に活用することは、むしろ美容師としてのスキルや価値を高めるために重要だと思いますよ。

美容師さんがAIを活用するアイディアはめちゃくちゃあります！

これからの時代、AIができることと人間がやるべきことをうまく分けていくことが重要かなと。

AIに任せられる部分は任せて、人間としてのオリジナリティや人間力を発揮することに集中していけば、より良いサービスにつながるんじゃないかって感じますね！

美容師として、いろんなことに挑戦したいので、使いこなせるようになりたいです！

AIを活用することで時間に余裕も生まれそうなので、

忙しいママ美容師さんにも役立ちますよね。

そうなんです。

初めるのはハードルが高く感じるかもしれませんが、確実に多方面の作業が時短されますからね。

忙しい方ほど使えるようになってほしいと思います。

AIコミュニティで学んでいますが、パソコンがないと難しいらしくて。

パソコンが苦手なんですが、スマホならなんとかできるかな…。

結論から言うと、スマホでも多くのAIツールを使うことができますが、用途によってはパソコンが必要になることもあります。

さきほどお伝えした、ChatGPTや Perplexityはスマホで使えるツールですが、

メタバース空間の構築ツールや高度なプログラミングが必要なツールはパソコンで行ったほうがスムーズです。

まずは、スマホでできる範囲でAIツールに触れてみて、慣れてきたらパソコンで本格的に取り組んでみます！

いろんなツールがある中で、ママ美容師におすすめの使い方はありますか？

Meta Beauty DAOのメンバーには、元美容師でありながら、デジタルで美容に携わっているママさんもいます。

生成AIでヘアスタイルを作る際に、美容師のセンスや観点が必要な部分も多いので彼女の強みだと思います！

出産や育児で休職しなければならない女性美容師さんや、ケガなどでやむを得ずサロンに立てなくなった美容師さんにとって新しい働き方になりそうですね！

美容師という仕事が必ずしもサロンに立って施術をする事と捉われがちですが、こういった次世代の美容師の働き方が生まれつつあります。

ヘアデザインを作るだけでなく、AIを活用してサロンのホームページの作成や運用などのIT関連や経理・人事などのバックオフィスとしてサロンに携わることもできますね。

私はRiLi.さんがきっかけでAIに興味を持ったのですが、そんなRiLiさんは何がきっかけで始めたんですか？

デジタルやAIに興味を持ったきっかけは、自分の美容師としてのキャリアに疑問を感じ始めたことからでしたね。

20代の頃は、目指していた美容師になれたと思い、充実していましたが、

30代になると「本当に自分が理想としていた美容師になれているのだろうか？」と悩むようになりました。

年を重ねていくと、立ち止まる場面が増えてきますよね…

そうそう、若い時はガムシャラでしたけど、だんだん美容師という職業が社会的な評価が低いことにも気づき、

「美容師はもっと認められるべき仕事なのに、どうすればその価値を高められるのだろう？」と考えるようになったんですよね。

そこで、結婚相談所を立ち上げたり、植物を販売したり…

本当にいろいろな職業を模索しましたが、どれも本業である美容師の仕事の合間を縫ってやるのは厳しくて。

私もキャリアを重ねてその壁を感じました…。

そんな時、デジタルやAIという分野に出会い、これなら自分の美容師の仕事と両立できるかもしれないと思いました。

例えば、カラーの放置時間や隙間時間を活用して、パソコンを使ってデジタル関連の仕事を進めることができます。

Web3やNFTなどの新しい技術に触れ、そこで出会った仲間たちと「MetabeautyDAO」を立ち上げました。

美容師の仕事の枠を超えて、デジタルやAIを使って美容師の価値をもっと広げたいと思ったのが始まりです。

AIを使うことで、美容師がサロンワーク以外の場でも活躍できるようになり、社会的な評価も高まったら良いなって。

僕がAIやデジタルに特化して活動を始めたのは、実は最近のことなんです。

でも、これからの時代、AIやデジタル技術をうまく取り入れて、美容師がもっと自由に活躍できる環境を作りたいと思っています。

AIによって救われる美容師さんが増えそうですね！

AIと上手く付き合っていくために大切なことは、AIをただのツールと捉えず、人間らしさを大事にしながら使うことです。

僕は、AIを使えば使うほど人間力が高まっていくと感じています。

機械的な人間が増えると思っていましたが、そうではないんですね。

忙しい現代だからこそ、AIでの効率化は必須です。

AIによって生み出された時間でサロンワークの負担を減らし、家族や友人と過ごしたり、人間しかできないスキルアップなどに充てることができます。

美容師としての技術向上だけでなく、人間性の豊かさにもつながっていくと思いますよ。

忙しい私たちママ美容師も、家族との時間を増やしたりサロンワーク以外の収入の柱を作るために必須ツールですね！

そうですね！

その中で一番大切なのは、AIを使う目的をはっきりさせることです。

自分がどうなりたいのか、お客様にどんな価値を提供したいのかをしっかり考えた上で、AIを活用していくことが大切だと思います。

僕もこれからもAIを活用しつつも、

「人間としての温かさや創造性を失わないこと」や

「自分らしく、他人と違うことを恐れずに行動すること」

を忘れずに、

美容師という素晴らしい仕事の価値をさらに高めていきます！

機械系は構えてしまいがちでしたが、RiLiさんのお話を聞いてAIに対する考え方が変わりました！

ママ美容師さんは、AIの活用で時間を作り、家族やお客様との関係性を深めることができたら最高ですね！

RiLi.さん、ありがとうございました！！