「美容室で汗だくに…」今すぐ汗を止める対処法【そもそも美容師は気にしてる?】

「美容室で汗だくに…」今すぐ汗を止める対処法【そもそも美容師は気にしてる?】

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太陽の光が降り注ぐ暑い日に思いっきり体を動かしたあと…予期せぬ場面で緊張した瞬間…大量の汗をかいてしまうのは、誰しもが経験することですよね。自然現象ですが、美容室に到着してから汗をかいてしまうと、気まずさや恥ずかしさを感じてしまいませんか?

この記事では、美容師ライターが大量の汗で悩んでいる方に向けて今すぐできる「美容室の汗対策」「美容師はお客さまの汗を気にしているのか」というアンケートをもとにした「美容師の本音」を詳しく解説します。

Contents

この記事を書いたのは

盛(サカリ) / ママ美容師ライター
Profile
盛(サカリ)

ママ美容師ライター

山形出身・在住のフリーランスママ美容師。現役で美容師をしながら美容師専門のWEBライターとしても活動中。東北出身なのに寒がりなので夏のクーラーは苦手。

汗だくのお客さんを
美容師は気にするのか

そもそも、汗だくのお客さまを美容師がどう感じているのか、50名の現役美容師さんにアンケートを実施しました。結果、そのほとんどが汗をかいていることを特に気にしていないとのことでした。

実際にはこんな意見がありました。

Aさん

「汗をかいていることは全然気にしなくていいですよ、と先に伝えるようにしています。お客さまがリラックスできるように心がけています」(大多数の意見)

Bさん

「暑いなか、わざわざ来てくださりありがとうございます。と感謝の気持ちでいっぱいになります。汗をかいていること自体はまったく気にしません」(感謝)

Cさん

「実は潔癖なので少し気になってしまいます。ですので、さりげなく先にシャンプーさせていただくようにしています」(気になる)

Dさん

「自分も汗をかくので共感しかないです。特にクロスをつけると暑くなってしまうので、お客さまが心配です」(心配と共感)

どうしても汗が気になる場合

まずは原因を知ろう

美容室で汗をかいてしまう原因はさまざまですが、汗をかいてしまうシチュエーション心理トリガーを知ることで、事前に防げることも。代表的な原因を挙げてみましょう。

  1. 緊張
    • 初めての美容室や新しいスタイリストに対する緊張から、汗をかきやすくなります。また、どんなヘアスタイルになるか分からないという不安も、緊張を高めてしまいますね。
  2. 外気温
    • 夏場はもちろん、寒い季節でも暖房が効いた室内から出てきた直後など、温度差が大きいと汗をかきやすくなります。
  3. 急いできた
    • 美容室に急いで向かったため、体が温まり汗をかきやすいです。
  4. ホルモンバランスの影響
    • 更年期に差し掛かるとホルモンバランスが崩れやすく、その影響で急に汗をかいてしまうことがあります。

言いたくても言えない!
暑さに悩むお客さまの声

ほかにも、SNSで寄せられたお客さまの意見を紹介します。

お客さまA

「ドライヤーを二人がかりでかけられると、すごく暑く感じて嫌です。できれば一人で丁寧に乾かして欲しいです」(ドライヤーの暑さが苦手)

お客さまB

「暑いと汗をかいてしまうので、美容室の室温は涼しい方が好きです。特に夏場は冷房が効いていると助かりますが、自分だけ汗をかいてると言えなくて…」(涼しい環境が良い)

お客さまC

「冷たいお飲み物を出してもらえると、それだけでリラックスできます。特に暑い時期には、これがあると本当にありがたいです」(冷たい飲み物が嬉しい)

お客さまD

「汗っかきなのでそのままにしていたら、汗で薬剤が滲んで額から流れてきてしまった。自分のせいなのに、美容師さんに謝罪され申し訳なかったです…」(汗でヘアカラーの薬剤が額から垂れてしまった)

今すぐ汗を止めたい!
すぐにできる対策法を紹介

美容師も推奨!
汗の止め方・かかない対策

美容室に到着する前に、汗を止めるための具体的な方法を紹介します。ぜひチェックしてみてください。

ツボ押し

いますぐ止めたいときは、ツボ推しを試してみましょう。小指と薬指の間の水かき部分にあるツボ「液門(えきもん)」を指圧することで、汗が止まる人がいます。液門は体内の水分代謝を調整して、熱を冷ますツボです。

とくに顔に効果的で、汗やほてりを止める効果があります。ほかにも副交感神経を働かせる作用があるため、ストレス・イライラの解消などにもおすすめです。

タオル・ハンカチ・制汗剤で体を拭く

ハンカチや小さなタオルを持参し、汗をこまめに拭くことで清潔感を保てます。特に冷やしたタオルを使うと、肌をクールダウンさせる効果もあります。

また、事前に制汗剤を使用すると汗をかきにくくなります。スプレータイプやロールオンタイプなど、自分に合ったものを選びましょう。

クールダウンする

冷たい飲み物を飲むことで、体内から体温を下げることができます。自動販売機で購入した飲料を美容室に持ち込んでも大丈夫です。

時間に余裕があるなら、クールダウンできる場所で落ち着くことも大切です。カフェや店舗で少し休憩を取ると、汗をかきにくくなります。

メンタルコントロール

緊張を和らげるために、深呼吸やリラックスする音楽を聴くなどしてメンタルをコントロールしましょう。事前に内装やスタッフの顔写真が掲載されているHPなどで確認してもいいですね。

カウンセリングでうまく伝えられるか心配なときは、理想のヘアスタイルの写真を3枚以上を見せるとイメージを共有しやすくなりますよ。緊張がほぐれると、汗も自然と少なくなるでしょう。

汗をかいても大丈夫!
美容室での汗問題に悩むあなたへ

次に、美容師が実際に行っている汗対策についてもアンケートをもとに紹介します。実は、お客さまがリラックスして過ごせるように、さまざまな対策が用意されています。

  1. 冷たい飲み物を提供
    • アンケートで一番多かったのが、冷たいお飲み物を出すことでした。来店直後に冷たいお飲み物を提供して、少しでも体を冷やしていただけるようにしているそうです。
  2. 冷汗シートやハンディー扇風機の提供
    • 次に多かったのが、冷汗シートやハンディー扇風機、うちわなどを席に用意すること。お客さまが自分で汗を拭けるようにしています。
  3. 大きいクロスを外す

    • カラーやカットのときにつけるクロスは、通気性が悪く熱がこもりやすいもの。とはいえ、はずすと衣類を汚してしまうので、カラーを塗り終わったタイミングで大きいクロスをはずすことも可能です。
  4. 室温調整
    • 個人の美容室だけになってしまいますが、寒がりの方以外は室温を低めにするなど、お客さまに合わせた室温設定にされている美容室も。大きな店舗でも、席によって冷房の当たり方が違うので涼しい席を希望することも可能です。
  5. 準備に時間をかける
    • 汗が引くまで、カラー剤を作るなどの準備をして時間を空けるような心遣いも。
  6. クール系のシャンプー

    • 夏はクール系のシャンプーを使って、頭皮をスッキリと冷やすようにする工夫も。汗も流せて爽快感があります。
  7. 足元にサーキュレーター
    • 足元にサーキュレーターを置いて、足元から涼しく感じられるようにする美容室もあります。足元を冷やすと全身が少しずつ冷えていくそう。
  8. 首元に保冷剤
    • 首元に保冷剤を挟むと、体温を一気に下げられます。少しひやっとしますが、実施する美容室では、これでお客さまもかなり快適に過ごせているそうです。
  9. 使い捨て用紙クロス
    • 訪問美容師だと訪問先のご自宅が暑い場合もあるため、使い捨ての紙クロスを使用しているとのこと。クロスがべたつくこともなく、汗をかいた後でも清潔に保てるようにしています。
  10. ドライヤーの冷風

    • 髪を乾かすときに涼しくしたり、クロスの中に冷風を送ったりと、ドライヤーの冷風はどんな美容室でも万能アイテムのようでした。

さいごに

美容室で汗をかいてしまうことに対して、多くの方が不安を感じていますが、美容師さんたちは汗を自然なものと捉えており、特に気にしていません。不安なことやご要望があれば、ぜひ担当の美容師さんにお伝えくださいね。

アンケート結果からも分かるように、共感や感謝の気持ちを持つ美容師さんが多く、お客さまがリラックスできるような対策も行っていますのでご安心ください。お客さまからの声も参考にしつつ、次回の来店ではリラックスして楽しんでください♪

サカリ
執筆者
サカリ

美容師ライター。二児の母。

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