トレンドワードってどうやって新規集客に活用するの?【検索ワードランキング・番外編】

トレンドワードってどうやって新規集客に活用するの?【検索ワードランキング・番外編】

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連載:ヘアサロンの検索ワードランキング

連載「検索キーワードランキング」では、Google検索結果(キーワードプランナー)をもとに株式会社CS-Cが作成した、ヘアサロンの検索キーワードランキングを毎月紹介しています。
今回は番外編として、CS-Cに2020年の12月から実際にマーケティング支援を依頼している大阪・心斎橋の「Ort(オルト)」代表のタケヒロさんを取材しました。

タケヒロ / Ort 代表
Profile
タケヒロ

Ort 代表

1984年3月7日、愛媛県生まれ。小出美容専門学校を卒業後、大阪市内1店舗を経て、2018年にOrtを大阪市心斎橋エリアにオープン。スタッフは現在スタイリスト2名、アシスタント2名。縮毛矯正や髪質改善、白髪ぼかしをメインに「素髪から綺麗になる」複合メニューを展開し、30代前後の女性からの支持が厚い。

新規集客・集客コストを
3年間で大幅に改善

Ortの新規集客に課題感を抱いていたタケヒロさんは、2020年12月からCS-Cへマーケティング支援を依頼。その後、新規客数は右肩上がりに、CPA(新規一人当たりの集客コスト)は右肩下がりに推移しています。

支援前の2020年9月から2023年9月までの新規数・CPAの推移

一体どのようにトレンドワードを活用し、ウェブマーケティングを行ったのでしょうか。

トレンドワードの活用方法

──早速ですが、タケヒロさんはトレンドワードをどのように活用しているのですか?

タケヒロ

怒られそうですけど、最近はあまり活用していないですね。
もちろん、毎月トレンドワードCS-Cさんからをいただくので、目は通してますよ。スタッフに共有もしているので、お客さまとの話題にしている光景は目にします。
ただ、そのワードをどうウェブマーケティングに活かすかは現状CS-Cさんに任せていますね。

──では、CS-Cさんではどのように活用しているのでしょうか?

Ortの専属担当 CS-C 廣田くるみ/打ち合わせはオンラインがメイン。
CS-C 廣田

弊社では、サロン様の強みやエリアに沿って、トレンドワード(Googleでよく検索されるワード)などのウェブ上のデータを基に最適なマーケティングを行い、売上アップのお手伝いをしています。その一環で、GoogleやInstagramなどの広告運用を代行していますが、その際にトレンドワードを活用しております。

少し前ですが、「ショート 縮毛矯正」というワードがトレンドになった時には、Ortさんの強みとも一致していたので、そのワードを盛り込んだ広告を回したところ、新規集客に繋がったりしました。

「ショート 縮毛矯正」を盛り込んだ広告配信
タケヒロ

CS-Cさんがトレンドワードを分析してくれて、実際に十分な新規集客ができているので、自分では積極的に取り組む必要がないんですが、広告運用の際などにトレンドワードを活用しているということですね。

──なるほど。タケヒロさん、もう少し踏み込んで聞かせてください。

“客数”ではなく“満足度”を重視

──Ortさんでは、どういった強みを打ち出して新規集客に繋げたのですか?

Ortのお客さまは30代前後の女性が多いので、「綺麗な髪をベースにしたスタイル作り」っていうのが実際のサロンワークではメインになっています。

ただ、ウェブ上で打ち出す際には「髪質改善」というワードを使ったほうが反響があったり、意外にも髪質改善だけでなく「カラーリング」がセットになったクーポンがあったほうが予約に繋がりやすかったり、打ち出したいものと集客できるものっていうのは必ずしも一致しないと思っています。

──数字だけみると、新規集客に対する当時の課題感は解消されている印象を受けます。

新規集客は現状クリアしてますね。さらに、新規のお客様もお店の強みとお客さまのニーズが一致した状態で来店いただいているので、リピーターになってくださることも多く、売上のアベレージが全体的に上がってきています。新規のお客さまが増えることは若いスタッフのチャンスになりますし、モチベーションにも繋がります。

──そうなると、12月は最高売上も視野に入ってきますか?取り組んでいることがあれば教えてください。

これは個人的な考えなんですけど、この業界の“12月に売上のてっぺんを持ってくる”というのがあまり好きじゃなくて。単なるスタッフの一時的なモチベーションだと困るので、「繁忙月=1番失客の多い月」とスタッフには促しています。

“本当に来たい”と思って来店してくださったお客さまを一番大切にしたいので、お客さま一人一人をきちんと接客できるよう、「予約を詰め込みすぎない」ようにしています。なので12月の予約も11月中旬にはほとんど埋まってしまいますが、それ以上は無理には受け付けないようにしています。

来店いただいたお客さまの「満足度を上げる」というのを決まり事にし、退店時に次回の予約をとってもらうなど、お客さまに前もって予約していただける接客・施術を行い、1年通して安定した集客ができる取り組みをしています。

また、お客さまと同じくらいOrtで働いてくれているスタッフも大事にしたいと考えているので、予約を詰め込みすぎないことでスタッフに負担を掛けすぎないというメリットもあります。

12月だけでなく、通年通してお客様の満足度とスタッフのモチベーションが高い店舗づくりを心掛けています。

餅は餅屋。
サロンの内側に集中する。

──マーケティング支援をCS-Cさんに依頼する前後で、ウェブマーケティングそのものに対する意識について変化はありましたか?

だいぶありますね。やはり紙からウェブに情報が移るに従って、従来のやり方が通用しなくなっていました。

僕だけじゃなくて、ウェブマーケティングと言ってもSEOやMEOって言葉だけが先行して、「実際どうしたらええねん」って美容師さん多かったと思うんですね。奇抜なスタイルで注目されているサロンやポータルサイトのヘアスタイルランキングに載るようなサロン以外はどうやれば集客できるのか分からないっていうのがリアルなところで。
でも自分で試行錯誤していたところからプロに任せた途端、予約サイトへのアクセス数が一気に変わりました。餅は餅屋っていうように、素人がやるよりも任せてしまった方が明確なんだと思いました。

費用はかかりますが、それを自分が例えば1日2時間3時間やって時給換算したときにどっちが賢いか。単純に費用対効果が見込めそうだったのでCS-Cさんに支援をお願いしました。

──自分達は目の前のお客さまに集中できるっていうのは大きいですね。

それが一番ですね。やる気はどうしてもムラがあるので、自分でマーケティングをやると集客にもムラが出てしまうけど、委託していればムラなんて出ないじゃないですか。それに、実際に繁忙月に自分で施策を考えて実行までできるかって言ったら難しいですからね。

しかも、委託すれば空いた時間をお客さまの満足度に繋げるアクションに回すこともできます。経営者としては、サロン外の戦略を任せてサロンの中のことに注力できるのも強いです。

──プロの意見を頼るというのも大切ですね。最後に、CS-Cさんでは、他に行っているマーケティング支援はありますか?

CS-C 廣田

Instagramに投稿するだけで、同様の内容をGoogleマップやホームページにも自動反映する「C#(シータグ)」や、リピーター強化に繋がる、LINEと連携した電子カルテ「C-mo Connect(シーモコネクト)」などの機能がある「C-mo(シーモ)」というマーケティングツールを提供しております。

マーケティングやウェブの知識が無い方でも使えるツールで、マーケティングに費やす時間削減にも繋がるため、サロンが本業(接客や技術向上)に集中できる状態+人手不足の解消に寄与しております。


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ボブログ編集部
執筆者
ボブログ編集部

成長し続ける美容師のための髪書房ウェブメディア『ボブログ』。これまでにないスピードで変革する時代に必要な情報【パラダイムシフトの芽】をいち早く見つけ、掘り下げ、新しい常識を提案します。

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