解説するのは…

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盛（サカリ）

ママ美容師ライター　

山形出身・在住のフリーランス美容師。美容師をしながらもWEBライターとしても執筆。ママ美容師の新しい働き方や活躍の場を広げるために活動中の２児の母。

1.美容院は何分前に到着つくべき？

美容師50人に聞いてみた！理想は何分前？

ズバリ、美容院は何分前にいけばいいのでしょうか？筆者のSNSにて美容師50人にアンケートを行い、お客さまの来店時間の理想を聞いてみました。その結果がこちら。

１位「０〜５分前（84%）」、２位「５〜10分前（12%）」、３位「それ以上でも構わない（４%）」と、多くの美容師が約５分前に来店してもらいたいと考えているようでした。

その理由としては、

などの声が寄せられました。

早く到着してしまった時は？

実際に予約時間より早く到着してしまった時、その対応は美容院の「美容師の数」や「受付スタッフ・アシスタントの有無」によって異なります。

スタッフ人数が多い・受付スタッフがいる美容院は早めに到着したとしてもスタッフが席に案内し、雑誌やドリンクなどを提供してくれるケースが多いです。（大型店に多い）

しかし少数で営業する美容院ではそうもいきません。担当する美容師自らが案内する必要があるので、直前のお客さまを施術していて手が離せず、待合ブースで待ってもらうケースも少なくありません。

待たせてしまうのも、待っているのも決して気持ちい時間とは言えないですよね。なので早めに到着してしまったら「少し早くついてしまいました」と一言添えてあげるだけで、お互い変に気を使う必要がなくなるのでおすすめです。

朝イチの予約はギリギリでもOK！

お店の開店時間に予約を入れている場合、早く到着してしまうとまだ美容院が準備中という可能性もあります。

お客さまをもてなすための店内準備や、その日の目標やオペレーションの確認をする朝礼の時間ですので、朝一番の予約の場合は、予約時間ギリギリの来店でも良いでしょう。

交通状況などで予定より早く到着したとしても、５分前くらいがベストと言えます。

2. 初めて行く美容院は？

初めて行く美容院では、お店によって「カウンセリングシート」など事前に美容師に伝えたいことを用紙やタブレットへ記入をお願いされる場合があります。施術以外にも時間が必要になりますが、それも含めて予約の際に時間を計算している美容院がほとんどです。

事前に美容院から予約時間より前に来店を促す連絡がなければ、５分くらい前の来店で問題ありません。

こちらも、早めに到着してしまったら「初めてなので余裕を持って来ました。」と伝えておくと、お互いに気持ちよく施術に取り掛かれますよ。

隙間時間に髪のイメージを固めておくと◎

美容室によっては、雑誌やタブレットなどが待合ブースに用意されていない場合もあります。あらかじめ時間を潰せるものがあると良いです。

また、スマートフォンに希望の髪型の画像があったら、すぐに出せる状態にしていただくとカウンセリングもとてもスムーズになります。お手洗いも先に済ませ、帽子やアクセサリーは外しておくといいでしょう。

3.遅れる場合は必ず連絡を

もちろん遅刻には注意してください。遅れそうな場合は、必ず予約時間前に美容院に連絡するようにしましょう。

大型店の場合は、一人の美容師が同時刻に何人もお客さまをかけ持ち、2〜3分単位で施術の段取りを計算しています。人気美容師はその後にも予約が入っているため、時間はさらにシビアです。5〜10分でも遅れてしまうと、希望のメニューができないことも。

連絡があれば、段取りを考え直したり、当日予約の調整などで対応できる場合もあります。その際は、施術の合間に多少の待ち時間が発生することもあります。

遅刻の際はメニュー変更となる場合も

ごく稀に、大幅な遅刻をされても「仕上げは予定通りの時間に」と希望されるお客さまもいらっしゃいます。

美容院の仕上がり予定時刻は、薬剤の反応する時間なども考慮しています。希望通りの仕上がりが難しくなってしまうので、無理強いをするのは控えましょう。遅刻を繰り返すと、その後の予約が拒否されてしまう可能性もあります。

4.知っておきたい美容師の本音

アンケート結果や一般的な美容院のマナーとしては、5分前くらいがベストな到着時間だと言えるでしょう。

しかし、あたりまえの話ですが美容師も人間です。時間に対する感覚は、人それぞれ違うこともあります。例えば、待ち合わせ時間に前もってくる人、毎回遅刻する人、遅刻しても許せる人、許せない人…とさまざまですよね。何分待てるかも人それぞれです。

そして、お客さまの遅刻にイライラしてしまったり、早すぎる来店によるプレッシャーで直前のお客さまを雑に仕上げてしまうなど、メンタルがあまり強くない美容師もいるのも事実です。無理強いや遅刻を繰り返す方に、マイナスな印象を抱く美容師は少なくありません。

一方で美容師側も直前のお客さまの施術時間が長くなるなどして、後のお客さまを待たせしてしまう場合もあります。これはあまり良くないケースですが、状況が常に変化する美容院では時間の問題は切っても切り離せません。

人としての相性も大切

筆者個人の見解としては、担当美容師（行きつけの美容院）とお客さまの時間の感覚のマッチングも重要だと考えています。技術の上手さだけでなく、人としての相性も大切ですね。

ただ本音を言うと、空き時間でお昼ご飯を食べようとして、カップラーメンにお湯を入れた途端にお客さまが早く来店され食べずに入客…終わる頃には見るも無惨な姿に…という経験は美容師なら誰しもがあります（笑）

なのでできれば、時間通りに来ていただけると非常に多くのカップラーメンが救われることでしょう！

まとめ

いかがでしたか？気にはなるけど美容師に直接聞きづらい、到着時間について解説させていただきました。ですが、実際は美容師によって時間感覚が違います。気になる場合は直接「何分前くらいに来店するのがいいですか？」と聞いていただいても全く問題はありません。

お客さまも美容師も、お互いにとって気持ちのいい時間を過ごすために、時間管理はあやふやにしないでいきたいところですね。