人生に寄り添う美容を本気で考えた日

美容ディーラー・株式会社リーディアル(橋本健治社長)は9月11日、大阪府大阪市の梅田サウスホールにて「人生に寄り添う美容を本気で考える日」を開催した。これは関西の美容を盛り上げる「MIRARERU project」の一環で、美容師として働く喜びを再認識してもらおうと企図したもの。美容師や美容学生をはじめ、サロンの顧客も含めて約500名が来場した。

当日は美容業界はもとより、写真家や医師、スポーツトレーナー、ドレススタイリスト、シェフパティシエ、宮大工など「寄り添う」ことを生業とする他業種の有識者を多数まねき、トークセッションやデモンストレーションを通じて「人生に寄り添う美容の仕事」の意義を多角的に考察した。

「これからの美容師人生に大切なものとは?」。イベントの幕開けを飾ったスペシャル対談は山田磨由美氏(写真左/Shower)と㈱リーディアル・橋本社長(同右)が登壇。

クリエイターズスペシャル対談は写真家・ハービー山口氏(写真中央)と美容師・茂木正行氏(boy/同右)がプロとして大切にしている自分軸や写真家と美容師の共通点について語り合った(写真左はナビゲーターを務めた小社の中尾信一)

異業種トークセッション①では、スポーツトレーナーの中尾公一氏(写真中央)とドレススタイリストのYUKO氏(同右)が人間力や心地よさを探す重要性について熱弁をふるった。

異業種トークセッション②では、パティシエの平瀬祥子氏(写真左)と宮大工の金田優氏(同右)が人種差別や性的差別、プロジェクトの頓挫といった逆境への対処法について明かした。

「長く現場で働くために女性に知っておいてほしいこと」では、異業種の3名が今後の美容室のあり方について語り合った。写真左から医師の中川由理子氏(日本放射線学会専門医/日本産科婦人科学会専門医)、美容師・角薫氏(RUALA)、金山宇伴氏(日本美容創生株式会社)。

会場ではSDG’sへの取り組みとしてカラーチューブ回収コーナーやラオスの美容・経済発展に貢献する「ラオスビューティープロジェクト」コーナー(写真)&古着回収ボックスが設置された。

一般社団法人アジアビューティアカデミー(ABA)のステージでは、同会が日本美容がアジアと寄り添うために提唱している「JAPAN HAIR」を披露。染谷光正氏(uka/写真左)と五十嵐亮氏(SNIPS/同右)がカットデモンストレーションを行った。

イベント最後はフォトコンテストの審査発表。「CHARM UP 私らしくて、ステキ。」のテーマに244作品のエントリーがあった。1位に輝いたのは首藤慎吾氏(FavyS)。「普段のサロンワークで意識していることを写真に落とし込めた」と受賞の喜びをスピーチした。

また、会場には「なぜ、あなたは美容師を目指しましたか?」という問いがあるメッセージウォールを設置。真っ白だったその壁は、美容師や美容学生によって多様な答えが書き込まれた。


「人生に寄り添う美容を本気で考える日」は、ゲストの人生経験や想いに触れ「寄り添う」を共に見つめ直すことで「なりたい美容師」について想いを馳せた1日。当日の模様はユーチューブでも視聴可能。

https://www.youtube.com/watch?v=hW8Ee0jYWE8