難しくなる?国家試験の新オールウェーブが発表

公益財団法人理容師美容師試験研修センターは昨年12月、美容師国家試験・実技試験課題の見直しに関する中間報告書を公表した。これにより、長年続いてきた「オールウェーブセッティング」の見直しについて、新しい試験内容が明らかになってきた。導入は2029年2月試験を予定している。
オールウェーブは、1960年代に流行したパーマ技術をもとにした課題で、現在の国家試験では第2課題として実施されている。一方で、「現場のサロンワークとかけ離れている」という声も多く、厚生労働省は2022年から試験内容の見直しに向けた検討を進めてきた。
スタイル図
今回公表された中間報告では、これまで通り「フィンガーウェーブ」と「ピンカール」を組み合わせた手技とピンを中心に仕上げるスタイルが公開された。成人式や卒業式など、和装シーンを意識したとされる。ローラーカールやアイロン、ドライヤーを用いた技術は、受験者の経済的負担や試験会場における電源設備の問題などを理由に使用しない方針となった。
新課題は2029年2月実施予定の美容師国家試験から第2課題として導入される見通しだ。なお、第2課題はこれまで通りワインディングとセッティング課題のいずれかを抽選で決定し、移行期間中は従来のセッティング課題と新課題を併用する措置も取られる。

