美容師免許国家試験 オールウェーブ試験を見直しへ

美容師養成の在り方を議論する厚生労働省の検討会は7月4日、国家試験科目の見直しなどについて本年度以降の対応方針を取りまとめた。

現在の実技科目の1つで1960年代ごろに流行したパーマ「オールウェーブセッティング」は、より幅広く技術を検証できる試験内容に見直し、2029年2月から新たな課題で実施する見通しを示した。

人工まつげを付ける「まつげエクステンション」実技試験導入に関しては、必修項目として教えている美容学校が全体の42.5%にとどまっていることから現時点では困難と判断し、検討を続けるとした。当面は全国の美容学校で教育が行われることを目指す。

検討会が実施した美容師へのアンケートでは、「オールウェーブ」の要否について「国家試験で問う必要は低い」との回答が51.1%に上った。今回の対応方針では、試験科目としては見直す一方、必要な基礎的技術が集約されており確実に身につけるべきものだと指摘した。
美容師養成を巡っては、国家試験内容が時代に合っていないとの声が現場から出ており、政府の規制改革推進会議の意見を踏まえ厚労省が昨年1月に検討会を設置した。

日本美容サロン協議会提供

行政・学校・サロンをつなぐ連絡機能としての役割を担う一般社団法人日本美容サロン協議会(以下JABS/吉田靖志理事長)が2021年6月に当時の河野太郎行政改革担当大臣へ、自民党の「美容サロンに関する議員勉強会」より提言書を出してから、ようやくその活動が成就した形となる。

過去記事:JABSが河野太郎大臣へ「美容師制度に関する提言」