ネイル発の新勢力「ネイリービューティー」が美容師集客に参入 フルーツジッパーを起用

美容予約アプリ「ネイリービューティー(Nailie Beauty)」が8月25日から美容師の掲載登録を開始し、9月1日よりヘアメニューの予約受付を始める。ネイル・アイに続くヘア領域への参入で、利用者300万人超のプラットフォームが美容師にとって新たな集客の選択肢となる。

アプリは初期・月額費用が不要で、手数料が発生するのは新規来店時のみ。リピーターには0%という設計だ。キャンセル料保証制度により、当日キャンセル時には最大100%のキャンセル料を保障する仕組みで美容師側のリスク軽減につなげる。さらにアプリ内でデザインの「いいね」や保存ができチャットを通じて事前にイメージを共有できるなど、顧客とのコミュニケーション機能も強化した。

本格展開にあたり、総フォロワー数1200万人を超える美容師を公式アンバサダーに起用。イメージキャラクターをアイドルグループ「フルーツジッパー(FRUITS ZIPPER)」が務め、Web CMや広告展開も始動した。美容師の集客課題に対し、デジタルとポップカルチャーを掛け合わせたアプローチで存在感を強める。

「ネイリー(Nailie)」は2018年にネイル予約アプリとして始動。ネイリストの個性を前面に出す設計で支持を集め、ネイルに続きアイビューティー領域へ拡大してきた。今回のヘア参入により、「Nailie Beauty(ネイリービューティー)」へとリブランディングし、美容師・サロンがユーザーと直接つながる新たな導線を提供する。集客プラットフォームの競争がより活発化しそうだ。