【2024年度】ヘアサロンにおける事故件数・賠償保険の支払額が発表

東京都美容生活衛生同業組合(BA東京)は、全日本美容業生活衛生同業組合連合会(全美連)が集計した全国の組合員サロンの年間における賠償事故状況を発表した。

集計期間は令和5年9月から令和6年8月で、事故件数は401件。2110万845円の賠償保険の支払いがあった。その内訳は対人事故が141件の1451万8739円、対物事故は260件の658万2106円にのぼった。

前年度と比べると事故件数は減少傾向にあるものの、賠償金の支払いは2529万95円増加。主に対人事故にある「断毛・脱毛」「やけど」が要因である。

美容組合の美容所賠償責任補償制度は、お客にケガをさせてしまったり、お客の衣類を汚してしまった場合などにサロンが法律上の損害賠償責任を負わされる場合に補償金を支払う制度。

事故内容別の状況は別表の通り。

対人事故 141件 1451万8739円

内容件数金額
ヘアカラーによる皮膚炎・かぶれ等402685万349
やけど25328万2533
施設の欠陥による傷害19391万5933
断毛・脱毛16370万6279
切り傷1649万5498
その他の皮膚炎・かぶれ等1323万8776
パーマによる皮膚炎・かぶれ等1116万8346
その他12万6025

・対物事故 260件 658万2106円

内容件数
へアカラーによる衣服汚損183316万5264
メガネ以外の財物破損3189万2927
その他の衣服汚損1116万4455
車両・自転車の破損10174万7613
預かり品紛失・盗難1039万6221
着付による着物汚損613万6160
パーマによる衣服汚損42万681
メガネ破損35万2790
その他25995

全美連 加盟サロンの2023年度賠償事故件数は433件 | ボブログ