タカラ全国有力代理店会

タカラベルモント株式会社(吉川秀隆会長兼社長)は4月5日に大阪府大阪市のリーガロイヤルホテルで全国有力代理店会を開催した。会場には同社と取引するディーラー、ジャーナルら約200名が参加した。

冒頭、吉川社長は「先行き不透明な時代においては変化を予測するよりも、いかにスピーディに変化に対応できるかが問われている。世の中が急激に変わり、予測が難しい時代だからこそ持続がますます重要になってくる。弊社が2019年から取り組んでいるSDGsにおいてもより一層、強く推進していく必要があると考えている」と挨拶。

プレゼンする吉川会長兼社長



その上で、2022年度の連結合計売上は766億円(国内552億円、国外214億円)と発表。前年比6.7%アップと報告した。

内訳は理美容機器ではヘッドバス・頭浸浴が伸長。およびYUMEシリーズが順調に推移している。
化粧品はルベルのヘアカラー・edolがリニューアルによる新色追加で大幅に増加。
ヘアケアでは、LebeL ONEが頭浸浴とのセットで堅調に伸びているとのこと。
一昨年から発生した世界的な原材料不足により製造が止まっていたオートシャンプー・アクアフォルテプラスは2月から製造を再開したと報告した。

さらに4月1日から、より一層の価値提供と創造を求めタカラ・ビューティーメイト株式会社を事業譲受したことも発表した。

また、昨年11月に行った同社の見本市・TWBC(タカラ ワールド ビジネス コングレス)でも話題を集めたスマートデバイスミラー・ECILAにも言及。今年10月から本格販売する同製品ならではのカウンセリングや店販の未来像を解説した。それによるとお客が店にいる時間だけでなく、来店前や退店後のビジネスチャンスを生む。販売方式は保守契約セットの特別リース販売制度を採用し(本体は月額18,300円、サービス利用料は調整中)、今後は常に新しいサービスを提供できるよう努めると述べた。

ECILAは世界的な児童小説『不思議の国のアリス』の続編『鏡の国のアリス』(ルイス・キャロル著)に由来。アリスを逆さ読みした

その後に実施した優秀代理店表彰は部門別に年間3000万円以上、5000万円以上、1億円以上、5億円以上の代理店を発表し表彰した。以下は一部抜粋。

【理美容器具およびルベル販売高順2億円以上】
株式会社サクラ産業
ミツイコーポレーション株式会社
株式会社フジシン
株式会社東和
株式会社光美容化学
株式会社リリー
株式会社ビューティセレッソ
株式会社トピー商事
株式会社ブイボン
株式会社フユヒロ・アソシエイツ

【同5億円以上】
株式会社ダリア
株式会社YAMAZAKI
株式会社ワールド美容
株式会社コスモ

【同10億円以上】
株式会社きくや美粧堂
株式会社ガモウ
株式会社アクティムマネージメント

最優秀代理店に輝いたきくや美粧堂・増保利行プレジデント(右)を祝う吉川会長兼社長(左)