
スポットワークサービス「タイミー(Timee)」と、フリーランス美容師向けシェアサロン「ゴウトゥデイ シェアサロン(GO TODAY SHAiRE SALON)」が協業した。美容師の働き方に柔軟性と継続性の両立を図る新たな取り組みとして、両社は4月7日に「フリーランス美容師の未来会議」と題したオンラインセミナーを開催した。
同セミナーは、「タイミー」に登録する美容師ワーカーを主な対象としている。「ゴウトゥデイ」が提案するシェアサロンでの独立支援と、「タイミー」によるスポットワークの柔軟性を掛け合わせ、キャリア初期からでもフリーランスとして活動できる新しいモデルを提示する。
美容業界では従来、独立には顧客の確保や売上維持が必須とされてきた。だが、SNSを活用した集客やスポット型の働き方が広がったことで、収入やキャリア設計の方法は多様化している。「ゴウトゥデイ」は「ヘッドスパ専門美容師」「カラー特化型美容師」など、施術を限定した成功事例も多く、既存の枠にとらわれない活動が可能になっている。
今回の協業では、美容師が副業や育児と両立しながらも、スキルや志向に合わせて柔軟な働き方を選べるよう支援する。将来的には、フリーランスから再び雇用型のサロンに戻ったり、独立出店を目指したりといったキャリアの多様性も後押しする方針だ。