無印良品は2月5日、植物発酵液を配合したヘアケアシリーズを全国の店舗およびネットストアで発売した。スキンケアと同様に天然由来成分100％にこだわり、頭皮と髪のケアを重視した処方を採用。ナチュラル志向の高まりを背景に、独自の発酵技術を活かしながら継続しやすい処方と価格を実現した。

無印良品が独自開発した米ぬか発酵液、はと麦種子発酵液、大麦種子発酵液の3種を配合し、発酵成分が髪にうるおいを与えてダメージを補修。植物由来のタンパク質が髪にしなやかさとツヤを与え、アルコールフリー処方で敏感肌にも配慮した。ラインアップは、「うるおい」「さらさら」「ハリコシ」「薬用スカルプ」の4タイプ。髪のパサつきを抑えてまとまりのある仕上がりにするものから、ボリューム感を与えるもの、フケ・かゆみを防ぐスカルプケアまで、髪の悩みに応じて選べる。

無印良品が実施した調査では、9割以上が何かしらの髪の悩みを抱えていることが判明。「継続使用による効果実感」「髪の悩みに合わせた選択肢」「肌へのやさしさ」が重視される中、新シリーズは防腐剤のフェノキシエタノールを除き、無香料・無着色・無鉱物油・弱酸性・アルコールフリー・パラベンフリーといったフリー処方を採用。アレルギーテストも実施し、より多くの人が安心して使えるヘアケアを目指した。

さらに、アウトバスケアとして新たに「ダメージリペアシリーズ」も展開。既存の植物発酵液ヘアケアシリーズと同様に天然由来成分100％にこだわり、3種の植物由来ビタミン成分とアミノ酸誘導体を配合。髪の芯まで浸透し、内部からダメージを補修する。リニューアルした「ヘアセラム」に加え、「ヘアミスト」「ヘアミルク」「ヘアオイル」をラインアップし、乾燥による広がりやパサつきを抑えてまとまりのある髪へと導く。

ヘアカラーや熱ダメージによる髪のトラブルが増える中、無印良品は今回の新シリーズを通じてスキンケアと同じように髪と頭皮を整える「発酵美容」のアプローチを広げていく。一部製品は4月下旬より順次発売予定で、無印良品の公式オンラインストアおよび全国の店舗で購入できる。