未来へ紡ぐ美の情熱―2024年高賀基金贈呈式
美容家・高賀冨士子氏が設立した基金「高賀基金」の贈呈式が、10月29日に都内で開催された。同基金は1991年に設立したもので、美容学生や関連団体を支援する公益目的を持つ。この日、美容文化の創造や技術の発展に貢献した個人や団体が称えられた。
今年度は奨学生59名への奨学金贈与に加え、「高賀冨士子記念美容文化賞」の最終選考結果の発表と受賞者の表彰が行われた。第11回目となる今回は、応募総数186作品の中から入賞7名、優秀賞2名、最優秀賞1名が選出された。
冒頭、運営委員長の大竹政義氏は、「これまでに関東圏で1,080名の学生が授与されてきた。高賀先生の美容への想いを今日に継承する貴重な活動。この基金が美容業界の発展を後押しするものであり続けることを願っている」と述べた。
授業の都合で参列できなかった受賞者もオンラインで表彰を受けるなど、参加者全員にとって有意義な式典となった。