インスタグラム、プロフィールグリッドを縦長表示に変更か
インスタグラムがプロフィールページのグリッド表示を、正方形から縦長の長方形に変更するテストを開始している。これは一部のユーザーに限定して行われており、インスタグラム広報担当者クリスティン・パイ氏が「これは限定的なテストであり、コミュニティからのフィードバックを収集した上で今後の展開を決定する」とコメントしている。
インスタグラムトップのアダム・モセリ氏は、インスタグラムストーリーでこの変更について言及。「現在Instagramにアップロードされるコンテンツの大半は縦向き。写真は4:3、動画は9:16が主流で、これを正方形にトリミングするのは非常に厳しい」と説明している。さらに、正方形グリッドが「かつてInstagramが正方形の写真しか投稿できなかった時代の名残」であり、今のコンテンツの形に合わせた改善が求められていると強調した。
この変更は、長年正方形グリッドに合わせてプロフィールをデザインしてきたユーザーにとっては懸念材料となるかもしれないが、モセリ氏は「多くのユーザーがプロフィールの見た目にこだわり、時間をかけて調整してきたことは理解している」としつつも、「現代のコンテンツにより適した形で提供したい」という意向を示している。
2015年に正方形の制約を撤廃して以降、縦長のコンテンツが増加しているInstagramにとって、今回のテストは時代に即した進化とも言えるだろう。