「モリオ」と韓国「イガジャ」がコラボセミナー 本場のダウンパーマ学ぶ

左/ピョンファさん、右/ソン・ジニョンさん

ヘアサロンの「モリオ フロム ロンドン(morio from London)」は23日、韓国のヘアサロン「イガジャ・ヘアビス(LEEKAJA HAIRBIS)」とのコラボセミナーを都内で開催した。イガジャは韓国内外に約190店舗をFC展開する韓国ビッグ4サロンの1角で、スタッフ数は約1500名にものぼる。この日、100名を超えるモリオのスタッフと美容学生が参加した。

登壇したのは、イガジャの教育マネージャーのソン・ジニョンさんとアカデミーでメンズ部門の講師を担当するピョンファさん。まずソンさんが韓国の美容師文化とイガジャの歴史を解説し、その後ピョンファさんがメンズカットとダウンパーマのデモンストレーションを行った。

ソンさんは、自然なウェーブとカールスタイルを具体に韓国のヘアトレンドを解説した。イガジャでもナチュラルで柔らかいウェーブとカールが人気で、CカールとSカールをミックスするなどデザインの幅が多様化しているようだ。前髪も顔まわりの輪郭をカバーするサイドバング、ガーリーさを演出する産毛スタイリングなど、日本でもトレンドになっているスタイルが多く見られた。

続くピョンファさんは日本人をモデルに、韓国で鉄板のメンズスタイルをカットとダウンパーマを用いて紹介した。

施術後

フロント

フロント
バングがしっかりと立ち上がり、韓国風なレクタングルのシルエットに。

バック

バック
ダウンパーマを使ったネームとサイドはしっかりとボリュームダウンした。

今回は日本でイガジャがセミナーを行ったが、反対にモリオが韓国で技術を伝える機会も多い。両サロンで技術を教え合うことで、スタッフもグローバルな視点を養える互恵的な取り組みだ。

また、同セミナーは2022年にモリオが訪韓したことをきっかけに実現したもので、今回で2回目となる。今でこそ日韓で技術交流に取り組むサロンは増えているが、モリオはその点でも先駆けていた。すでに自社スタッフの教育だけでなく美容学生も招いたリクルートとしての機能も携え、人材獲得も視野に入れている。

美容学生が韓国本場の美容技術を実際に目にする貴重な機会。スマホを片手に熱心に見入っていた。

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