“本物の韓国”を知る「LEEKAJA×morio」開催

東京を拠点に国内および英ロンドンでもサロンを展開するmorio from London(河元伸悟CEO/以下morio)は9月19日、韓国内外に約140店舗をFC展開し、スタッフ1500名を有する大型サロンLEEKAJA HAIRBIS(イガジャ・へアビス/以下イガジャ)から講師を招いた「LEEKAJA × morio スペシャルセミナー」を株式会社フジシン本社(東京都新宿区)で開催した。

当日は韓国熱が高いmorioスタッフが受講


morioスタッフ30名をはじめ、美容学生20名が受講したセミナーのテーマは「‟本物の韓国”を教えよう」。韓国の美容市場やトレンド、カルチャーを座学と技術デモンストレーションの両面から学んだ。

本セミナーを主催した河元CEOは、美容ジャンルにおける日本と韓国の関わりに触れながら「本物のK-BEAUTYを日本でどう活かせるか。今日がその第一歩」とあいさつ。両社の出会いは昨年10月にmorioが訪韓し、イガジャ本社を訪問したことがきっかけ。以来、交流を重ね、今年5月にはmorioスタッフがカット講習で韓国・同社でセミナーを実施。今回はその逆で、昨今日本で人気の韓国ヘアをリアルに学ぶ機会となった。

参加者に向けてあいさつする河元CEO



セミナーでは、イガジャのエデュケーションマネージャーであるソン・ジニョン氏、アートディレクター Daisy氏がサロンの歴史や売上戦略に加え、自身の経験や美容師としてあるべきマインドを語った。
また、テクニカルディレクターのヨム・チャニョン氏によるヘアカットも披露された。

(左から)ヨム・チャニョン氏/Daisy氏/ソン・ジニョン氏




■ソン・ジニョン氏
韓国美容業界の変遷を語り「美容業は技術からサービス重視にシフトした。お客さまは、特定のサロンと美容師のところへ行く理由や魅力を探している」と提言。
そのうえで、お客がサロンへ足を運ぶきっかけとして「ヘアだけではないトータルプロデュース能力を身に付け、自分の強みとして発信することが必要だ」と、日韓サロンに通ずるアドバイスを行った。
一方で、日本でも直面している人手不足にも言及。美容学校へ通う学費の援助など韓国における解決策を話し「日本も必ず問題解決の糸口はあるはず」とエールを送った。

■Daisy氏
昔からステージワークを大切にしているイガジャのアートディレクターとして、ヘアショー演出やブランドイメージづくりの手法を明かした。
また、ヘアショーをプロデュースするにあたり「ファッションブランドや日本のアニメなど身の回りに広がるデザインに目を向け取り入れることが大切。SNSで他国の文化から積極的にインスピレーションを受けている」と述べた。


■ヨム・チャニョン氏によるヘアカット
東京の山野美容芸術短期大学を卒業し、日本サロンで勤務経験もある同氏は日本語を駆使しながら韓国トレンドスタイルを実演。韓流レイヤーを入れるポイント、フェミニンでエレガントなボリュームの表現方法などについてモデルとウイッグで本場の技術を余すところなく披露。受講者の耳目を集めた。

近年、日本では韓国ヘアブームが続いている。かつては教える側と教わる側だった日韓サロンの関係は、リージョナルパートナーからグローバルパートナへ変貌しつつある。そうでなくとも現在のK-BEAUTYはアジアをリードしている。あり方もやり方も。今、韓国サロンの進取ある姿勢から得るべき点は多い。「韓国風」ではなく「韓国ヘアそのもの」を学ぶ動きはこれからも加速しそうだ。