モードファッションの最先端で活躍した故•加茂克也の大規模個展が開催

Courtesy of CHANEL, Photo by Yasutomo Ebisu

 2020年2月に死去したヘア&メイクアップアーティスト加茂克也の企画展「加茂克也 KAMO HEAD」が丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)で開催される。会期は6月30日から9月23日まで。

 同展ではトップブランドのファッションショーで実際に使用したヘッドピースを中心に、膨大な数の雑誌記事、アイデアソースや制作過程の記録、加茂克也がプライベートで制作していた立体作品などによって創作活動を俯瞰的に展観する。美術館での個展は初。

 加茂克也は1965年福岡県生まれ。1988年にモッズ・ヘア(modʼs hair)に所属し、ファッション誌や広告、ファッションショーなど国内外で活躍する。2003年第21回毎日ファッション大賞を受賞、1983年の賞創設以来、初めてファッションデザイナー以外での受賞となる。2015年個人事務所「KAMO HEAD」を立ち上げ独立。2020年に死去。2021年作品集『KAMO HEAD』出版。主なコレクションは「ジュンヤワタナベ(JUNYA WATANABE)」、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」、「シャネル(CHANEL)」、「ミントデザインズ(MINTDESIGNS)」、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」など。

 また同美術館は月曜が休館日だが、同じく月曜を定休日とする美容室、理容室向けに会期中に限り毎月第1月曜日(7月1日、8月5日、9月2日)を特別開館する。

■加茂克也 KAMO HEAD
期間:2024 年 6月30日(日)- 9月23日(月・祝)
場所:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
住所:香川県丸亀市浜町80-1
時間:10:00-18:00
料金:一般950円、 大学生650円