dupa定例会 新エイジング世代を徹底研究
美容協同組合dupa(デューパ/Isseiクリエイティブディレクター)は11月6日、岐阜県岐阜市の都ホテル 岐阜長良川で今年度最後の全国定例会を開催した。
全国から100名を超える会員と、取引メーカー・美容ディーラーが集った同会は、各種セミナー・本部発表・懇親会・プレゼンが以下の4部構成で行われた。
- Kazuya氏プレゼン テーマ「ムッシュタイパのタイパアプリ活用術と今どき集客の実態とは?」
- 本部からの報告
- CALON銀座 西海洋氏をゲストに迎えてのプレゼン テーマ「大人女性のヘアカラー」
- 懇親会 および Issei氏プレゼン テーマ「大人女性の対応~技術単価UP」
第1部は北海道・旭川からKazuyaこと、アルティスト(株)代表取締役社長 中西一也氏によるプレゼン。美容師の効率的収益向上を目指す“タイムパフォーマンス”の進捗を視覚化するアプリ「タイパアプリ」の効果的使用法の解説セミナーとなった。
中西氏が私費を投じて開発し現在450人が登録・活用している同アプリは、美容師が自身でタイムパフォーマンスを管理し、他の美容師の働き方と照らし合わせることができる機能が備わっている。
同アプリはdupa会員でなくともすべての美容師が登録/利用することができる(使用開始はLINE登録から)。
中西氏は「フルタイムでもパートタイムでも、勤務時間中に最大のパフォーマンスで働くことで、より豊かな生活が送れるようになる。そのために他の美容師のタイムパフォーマンスを知ることはとても大事」と語った。
第2部の本部報告では同会の活動現況と、次年度2024年の定例会の日程が発表された。
・1月29日 横浜
・6月3日 岐阜
・9月2日 横浜
第3部ではゲストプレゼンターとしてヘアカラーのマエストロ:西海 洋(CALON銀座代表)氏が登壇。“大人女性のヘアカラー”と題し、日本のヘアカラー技術を牽引し続けてきた氏ならではの施術・提案のノウハウを約1時間にわたり解説した。
西海氏は「メーカーから発売されているグレーファッションシェードはそもそも白髪を隠すための色。これを使うから仕上がりが暗く・黒く・重くなる。これからの提案のコツはファッションシェードだけで仕上げること」と美容師側が白髪染めの概念を変える必要性を説いた。
第4部の懇親会の半ば、Issei氏(EAST HAM 代表取締役会長 大橋一生氏)が3名の女性美容師とともに登壇。「独身・既婚・子育て中など、女性それぞれのライフステージに合った勤務形態・業務の提供を行えば、男性優位のサロンよりもはるかに売り上げに貢献し、雇う側も雇われる側も共に幸せなれる」と語った。