モーブとは?【美容師のための業界用語集】
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モーブについて
「モーブ」とは、薄くグレーがかった紫色を指し、フランス語の「mauvein(モーベイン)」が語源で、1800年代に合成染料として発明された。JIS色彩規格では「つよい青みの紫」とされ、彩度は「バイオレット」よりも低く、明度は「パープル」よりも低い。暖色・寒色両方の良さを取り入れた色で、ブリーチ後に染めることもあるため、外国人風カラーとして分類されることもある。
モーブを使ったヘアカラーとしてはシアモーブが代表的であり、「透き通る」を意味する英語の「シア」と「モーブ」を組み合わせたもので、スモーキーな紫色を指す。シアモーブは黒髪の赤みを抑え、青みが強い色合いを作り出すことができるため、アジア人の髪の色に合い、大人っぽく知的でクールな印象を与える。