マット系カラーとは?【美容師のための業界用語集】
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マット系カラーについて
マット系カラーとは、カラーリングの色味を指し、特にグリーンをベースとしたくすみカラーのことを指す。マット系カラーは、日本人の髪の中に多く含まれる赤みを抑え、柔らかい印象を与えるのに効果的である。似たカラーとしてアッシュ系カラーがあるが、両者にはいくつかの違いがある。マット系はグリーンベースで赤みを抑え、アッシュ系はブルーベースで黄みを抑えることができ、自然なくすみと柔らかさを求める場合にはマット系が適しており、透明感を出す外国人風のカラーを望む場合にはアッシュ系が選ばれる。また、マット系カラーはトーンによって異なる雰囲気を表現できるため、暗めのトーンと明るめのトーンで異なる印象を作り出すことができる。
ただし、マット系カラーは黄ばみやすく、色持ちが悪いとされている。色持ちを改善するために、アミノ酸系や弱酸性のマイルドなシャンプーを使用し、ぬるめのお湯で洗うことが推奨される。脱色を行うことも、マット系カラーの色味を最大限に楽しむために重要である。