ぼんのくぼとは?【美容師のための業界用語集】

ぼんのくぼとは?【美容師のための業界用語集】

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ぼんのくぼについて

“ぼんのくぼ”とは、江戸時代の日本で広く用いられていた髪型の一つで、首の後ろ以外を剃り上げたスタイルを指す。この髪型が「ぼんのくぼ」と呼ばれた由来には複数の説があり、一つの説では、坊主頭であるときにくぼみが目につきやすいことから、「坊の窪」から「盆の窪」と名前が変わった可能性が考えられている。

美容業界では、ぼんのくぼはヘアカット、カラーリング、ヘアスタイルの基準の一つとして扱われており、髪型のバランスを取る際に考慮される。ぼんのくぼは後頭部から首の後ろにかけてくぼんだ部分のことも指し、その位置に基づいた基準が「ネープ」と呼ばれる。ぼんのくぼやネープの調整は、髪の長さやボリュームを調節するのに役立ち、特にドライヤーを使用する際に髪型の仕上がりに影響を与える。

また、ぼんのくぼとネープの関係は、髪型の展開図を作成する際にも考慮され、例えばレイヤーカットでは、ぼんのくぼの位置を基準にして毛先を調整することがある。これによって、ヘアスタイルのバランスを保ちつつボリューム感を持たせることが可能となる。

ボブログ編集部
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ボブログ編集部

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