ダッカールとは?【美容師のための業界用語集】
211
ダッカールについて
ダッカールは鳥のくちばしのような形状を持ち、通常金属でできた下部とプラスティックでできた上部から成り立つ。このクリップは髪を留めたり、スタイリングやヘアアレンジの際に髪を取り分けたりするの役立つ。
留める部分が長いため、量の多い髪をねじってしっかり留めることができ、他のピンやクリップに比べて留めた後の跡がつきにくいという利点がある。
ダッカールにはさまざまな種類があり、用途に応じて形や大きさを使い分ける。通常のタイプは髪に跡がつきにくく、カットやブロッキング、前髪の留め具として使用される。ギザギザの挟む部分を持つタイプは多めの毛束をしっかりと留めるのに適しており、ざっくりとしたヘアスタイルに適している。
基本のアップスタイル方法は、髪を低い位置でまとめ、上に向かってねじり上げ、ダッカールで毛先から斜め下方向に向けて固定する。短い髪や量の少ない髪の場合、お団子を作り、装飾のついたダッカールで留めることで、華やかなヘアスタイルを演出できる。このように、髪の長さや量に応じて、さまざまな留め方が存在する。