三角ベースについて

三角ベースは美容用語で、前髪を作る際に髪の前部分を三角形の形に部分的に取ることを指す。この三角ベースを使用して作った前髪を「バング」と呼び、そのカットスタイルによってヘアスタイル全体の印象が決まる。例えば、前髪を下におろして重めにカットすると甘辛ミックスのスタイルになり、両目のすぐ上でカットすると目力の強いミステリアスな雰囲気を演出できる。逆に前髪を短く取ると、顔の表情が明瞭になり清潔感も漂う。斜めに流すバングはほとんどの人に似合うスタイルである。

また、三角ベースに関連する美容用語として「ディスコネクション」または「ディスコネクト」がある。これはヴィダル・サッスーンが発表したスタイルで、三角ベースを基本にしてサイドや前髪、ミドルなどの各部位を異なるデザインで仕上げるスタイル。かつては一部の美容師しか知らないものであったが、現在では多くの美容師が習熟しており、一般的なヘアスタイルとして広まっている。