カーラーとは?【美容師のための業界用語集】
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カーラーについて
カーラーは、髪を巻いてクセをつけるための道具で、一般的には髪をカールさせるために使用される。一般的な形状は筒状で、直径によって仕上がりのカールのイメージを調整できる。さまざまな種類のカーラーがあり、髪の毛を巻いた状態を留める方法も様々。例えば、マジックテープタイプ、外側のバーで固定するもの、ピンで留めるもの、スポンジ表面のタイプなどがある。
カーラーの使い方には、髪を巻いたまま時間を置いてカールさせる方法と、熱を加えることで短時間でカールを作る方法がある。熱を加える方式では、髪の水素結合が一時的に切れ、冷えると再結合してカールを保持する。この方式は、ドライヤーでのスタイリングにも応用されている。
1966年には、パナソニックが世界初の電気式ホットカーラーを開発し、熱を加えずにカールを作る画期的なアイデアが実現した。コテという熱を利用する道具も存在するが、初心者向けで扱いやすい点や金属部分の高温化のリスクを考えると、カーラーが選ばれることが多い。カーラーはコテよりもゆるくて自然なウェーブを作りやすいため、多くの人に支持されている。