めざせ4代目グランプリ!! honokaの「D-CONTEST 2025」参戦記

めざせ4代目グランプリ!! honokaの「D-CONTEST 2025」参戦記

211

photo_橋本美花、志岐裕介
BOB_2026年1月号初出

2025.10.30 MON.

コンテストには魔物がいる・・・・?! 「D-CONTEST」ハイセンスデザイン部門・ファイナリストに選出されたLECOのスタイリスト、honokaさんに密着!事前の準備からファイナル当日までの様子をリアルに追いかけました。

彼女が体験した「D-CONTEST」、通称“D-CON”とはどんなものだったのか?どう感じ、何を得たのか?その汗と涙と感動の様子をhonokaさんの視点でレポートします!

honoka(LECO)  @leco_honoka ほのか/2001年生まれ。東京都出身。国際文化理容美容専門学校国分寺校卒業。2022年にLOCO入社。現在、LECOスタイリスト。色落ちがきれいなハイトーンデザインを得意とする。過去に「MILBON DA NEXT 2025」ショート・ボブ部門審査員賞などを受賞。コンテストチャレンジを続ける次世代デザイナーの1人。

「D-CONTEST」は、美容ディーラーの「DALIA(ダリア)」が主催する若手クリエーターの感性と創造性を育む美容技術コンテスト。

二段階制で全国から集まる1stステージのオンラインフォトを勝ち抜いたファイナリストたちが、福岡で行われるファイナルステージへと進む。

今回で4回目、4代目の次世代クリエーター王者は誰の手に?!

LECOディレクターである小林賢司さんが2023、2024のD-CON・ハイセンスデザイン部門の準グランプリ。その際にアシスタントとして同行していたのがhonokaさんだった。コンテストに参加する楽しさ、成長感をここで学び、小林さんの雪辱を果たすために今回勇んで参加!

スタイルは短く切り込んだショートレイヤーに。

「モデルのシンシンちゃんは骨格・顔立ちが美しいので中顔面が前に出るように切り込みました」

LECOではデビュー時にショーをする。その際にイメージボードを制作するのだが、コンテストでも同様に制作。今回は「Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)のオートクチュールライン、「アーディザナルコレクション2025」から着想。

シック建築、オランダやフランドルなどの中世建築、ボリューム、燻み、フラワープリント、壁紙、ダメージ、退廃感のある素材、ジュエリーで作る。今回の自分の目標、表現の幅を広げる 大胆な作品でも綺麗に繊細に拘る、アーティスティックな面を磨く。

イメージに合わせて衣装を制作。

「実はこのスカート、LECOのスタイリストデビューショーで使ったものをリメイクしたんです。ベストは古着屋で琳ちゃん(メイクを担当)が探してきてくれたもの。インナーはスタッフの私物です」

LECOではコンテストに出るスタッフが多いため、衣装を貸しあったりすることも。

「D-CONは、おしゃれで感度の高い人たちが集まるコンテストってイメージ。やりすぎても古くなってしまうので、バランスはすごく大切にしてます」

靴とスカートのボリューム感を何度も調整してヘアのイメージをフィックスしていく。

「凛とした美しい顔立ちを崩すポイントとなる“そばかす”メイク。ナチュラルすぎても服の強さに負けてしまうので、あえて大きさを変えて主張するそばかすにしました」

メイク案は何度もQUQU代表の浦さやかさんに写メを送ってフィードバックもらい、ブラッシュアップをしていく。

池田琳
(LECO)

シンシンちゃんの凛とした顔立ちを生かしました!

前日も準備をしていたため寝ないで始発の飛行機で福岡入り。選手受付は9:30には会場へ。

準備は万端!私が参加した「ハイセンスデザイン部門」はファイナリスト参加人数が30名。周りを見るとコンテストで有名な方ばかり・・・でも、ここまできたらあとはすべてを出し切るのみ!!

モデルウォーキングを見て、素敵なデザインがたくさん。ハイレベルなコンテストだなって改めて実感。でも、今の自分ができることを全部出し切ったし、イメージ通りの作品がつくれた!

結果は・・・審査員賞&ジャーナル賞。イメージよりも先に名前が呼ばれ・・・。優秀賞で呼ばれ、檀上に。

悔しさをにじませながら檀上に向かうhonokaさん。
すべてを出し切って悔しさに3人で号泣。

「本当にたくさん準備して、全精力を注いだので、悔しい・・・。今はまだショックで受け止めきれてない(泣)。

でもまた、必ずここに戻ってきます。ここまでつきあってくれたモデルのシンシンちゃん、アシストしてくれた琳ちゃん、ありがとう。次はグランプリを獲りたいです」

©️YUSUKE MATSUYAMA

©️YUSUKE MATSUYAMA


「D -CONTEST」

日 時:2025年10月20日(月)
場 所:マリンメッセ福岡B館
来場者:約900名
部 門:
・ハイセンスデザイン部門
・カラーデザイン部門
・スクールデザイン部門(表彰のみ)
グランプリ副賞:賞金+NYフォトシューティングツアー

オンライン(youtube)にてライブ配信を実施
当日再生回数:約4,500回

アバター
執筆者
森井純子

月刊BOB編集長

Prev

Next