ブリーチなし or ブリーチのポイント使いで誰よりもかわいいピンクカラーになろう♡
従来のイメージでは「派手」「ブリーチしていないとできない」と思われがちだったピンク系カラー。
一口にピンクといっても、明度や色味で雰囲気がガラリと変わり、また大人っぽさも演出してくれる万能カラーです。
また、ブリーチなしでも彩度表現がしやすいピンクは、職場や学校で制約のある方にもおすすめしやすいのがポイント。
この記事では、ピンクカラーに特化したデザインバリエーションをお届け!
初めてヘアカラーをするお客さまに是非おすすめして、お客さまと一緒にヘアカラーを楽しみましょう♪
カラー初心者こそピンク系がおすすめな理由
「何かちょっと変えたい」「ダークトーンが多かったけど職場で浮かない感じに明るくしたい」そんなニーズ多いはず。
寒色系の色みは、ブリーチをしたり明度を上げないと色がわかりづらいという点があります。
その点、ピンク系は、
- 肌なじみが良い
- 髪の毛を柔らかく見せてくれる
- 光の反射でツヤ表現が容易
というメリットがあります。
Violet 前原穂高さん提案★ソフトマットで湿度を感じるピンクバイオレット
写真:柳岡創平
スタイリング:町野泉美
ブリーチなしのワンメイクカラーでこそ、ピンクが活きる!あえってのマットな質感が湿度を感じさせ、色気を宿します。
-プロセス-
ビフォアは8レベルのブラウン系。新生部は3㎝程度。ダメージレベルはカラーダメージより 2/10 段階中。即染部を塗布後、15分放置。新生部にも塗布後さらに10分放置後、水洗。
カラーレシピ
①全頭
1剤/オルディーブ8-nPL(ノーブルプラム):9-Silver(シルバー):8-mCH(ベージュ)=4 :1:1(ミルボン)
2剤/OX4.5%
※1剤と2剤の割合1:1
Violetでは職業上の都合でブリーチのできないお客さまも多く、低明度カラーの提案幅には自信があります。
ピンクは可愛くなりがちですが、質感表現にこだわり”透ける色味”にすることであか抜けた印象に仕上がり、色気を演出できます。
今回の場合、シルバーでつくるマットなツヤ感がその役割を担っています。
Violet MANAEさん提案★ オレンジに褪色しない、ピンクベージュは”やわふわ”質感で魅せる
写真:柳岡創平
スタイリング:町野泉美
ほっこりしがちなピンクベージュをアップデート。ピンクのヴェールをかぶったようなみずみずしくやわらかな質感表現が新鮮。
-プロセス-
ビフォアは10レベルのブラウン系。新生部は2㎝程度。ダメージレベルはカラーダメージより2/10段階中。即染部を塗布後、15分放置。新生部にも塗布後さらに20分放置後、水洗。
カラーレシピ
①根元~中間
1剤/アルーリア 10Rose Cherie(ローズシェリ):10Pink(ピンク):14Red(レッド)=5:2:0.7
2剤/OX4.5%(ロレアル)
※1剤と2剤の割合1:1
②毛先
1剤/アルーリア 10Rose Cherie(ローズシェリ):10Pink(ピンク):14Red(レッド):Clear(クリア)=5:2:0.7:7.7(ロレアル)
2剤/OX4.5%
※1剤と2剤の割合1:1
ブリーチなしのピンク系ヘアカラーいかがでしたでしょうか。「ハイトーンが似合うか不安」「ダメージが気になる」というお客さまにもおすすめです!
次に紹介するのはブリーチをポイント使いした、ハイセンスなブリーチありピンク系ヘアカラーの紹介です。
ブリーチはポイント使いなので、全頭ブリーチに比べるとダメージも抑えられケアもしやすく、初ヘアカラー初ブリーチでも、真似しやすく挑戦しやすいです。
早速紹介していきます!
suburbia 黒柳剛さん提案★ 自然で可憐な女らしさを演出するフューシャピンク
写真:柳岡創平
スタイリング:町野泉美
光に透けたとき、ほんのり感じる深みのあるピンクは明度差で立体をつくる。もみあげのくすみハイライトがポイント。
-プロセス-
ビフォアは10レベルの寒色系のベース。毛先にブリーチ歴がある。ポイントカラーとなるもみあげとトップのウィービング部分をブリーチ。トップは15レベル程度、もみあげは17レベルまでトーンアップする。その後、トップからえり足にかけて明度差をつけてフューシャピンクを塗布。自然な立体感をつくる。
カラーレシピ
①ウィービングハイライトともみあげ部分
1剤/エドル ブリーチ(ルベル)
2剤/OX6%
※1剤と2剤の割合1:2
②根元
1剤/レッド7:バイオレット7=3:1
2剤/OX2%
※1剤と2剤の割合1:1
③中間~毛先
A 1剤/エドル フューシャピンク9:アッシュ9=3:1(ルベル)
B,D 1剤/エドル フューシャピンク9:バイオレット7=2:1(ルベル)
C 1剤/エドル フューシャピンク9(ルベル)
E 1剤/エドル グレージュ9:フューシャピンク9=3:1(ルベル)
2剤/エドル A~DはすべてOX2%
※1剤と2剤の割合1:1
今期トレンドのピンクの中でも提案の幅が広く使いやすいのがフューシャピンク。通常ピンクの単品だとオレンジに傾きがちですが紫味があるので、アッシュ系カラーを繰り返してきた人に暖色系の提案として受け入れられやすいんです。
色が濃いのでブラウンベースで使うと色持ちが良く、褪色もきれい。今回はハイライト・ローライトで立体感あるデザインをつくりましたが、ベースもトップとネープで明度差をつくり、自然な陰影感を出しています。
ブラウンベースのためOL層にも提案しやすく、顔周りもいい。色をしっかり表現したいときはライトナーで残留を飛ばしてから使うのがおすすめです。
suburbia 山野邉亜美さん提案★スタイリッシュに魅せる濃ピンク
写真:柳岡創平
スタイリング:町野泉美
柔らかさではなく、強さを訴求。前髪・もみあげのローライトとの対比で魅せる、フューシャピンク。褪色の過程も楽しめる。
-プロセス-
ビフォアは7~8レベルのナチュラルなブラウン。ライトナーで全体を12レベル程度に上げてベースをつくったのち、フューシャピンクを根元、中間、毛先の順に塗布。毛先にいくほど明るくなるように使い分けることで伸びて来ても自然に。もみあげと前髪の内側にはバイオレットとグレージュを入れたローライトで小顔効果を狙う。
カラーレシピ
①全体(即染部)
1剤/エドル LT-EX(ライトナー)(ルベル)
2剤/OX6%
※1剤と2剤の割合1:3
②根元
1剤/エドル レッド7:バイオレット7=3:1(ルベル)
2剤OX2%
※1剤と2剤の割合1:1
③中間
1剤/エドル フューシャピンク9(ルベル)
2剤/OX2%
※1剤と2剤の割合1:1
④毛先
1剤/エドル フューシャピンク9:ピンク13(ルベル)
2剤/OX2%
※1剤と2剤の割合1:1
⑤ローライト(前髪)
1剤/エドル レッド7:バイオレット7:グレージュ3=3:3:1(ルベル)
2剤OX2%
※1と2剤の割合1:1
春はピンクということで、ブリーチなし or ブリーチのポイント使い ピンク系ヘアカラーの特集いかがでしたでしょうか。
初めてのヘアカラーをするお客さまにも、上品で柔らかい雰囲気が演出できるピンク系ヘアカラーをおすすめしてみませんか?♡
月刊BOB 2020年2月号では、今回紹介したスタイル以外にも、「ブリーチオンカラーによる高発色ピンク」「トレンドのベージュピンク」「グレイカラーのピンク」などデザインも世代も幅広くピンク系カラーを紹介しています。華やカラーで春のヘアカラーを楽しみませんか?是非手に取ってご覧ください。
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- Profile
- 前原穂高(まえばらほだか)
Violet/東京・表参道
1982年12月18日生まれ。宮崎県出身。現・大村美容ファッション専門学校卒業。2015年、東京・表参道にVioletを開店。カジュアルかつフェミニンなデザインに定評がある。
- Profile
- MANAE(まなえ)
Violet/東京・表参道
1993年3月1日生まれ。神奈川県出身。横浜ビューティーアート美容専門学校卒業。自身のメイクやヘアアレンジ動画が話題のインスタグラムでは、5万人超のフォロワーを抱える。
- Profile
- 黒柳剛(くろやなぎつよし)
suburbia/東京・青山
1984年2月9日生まれ。東京都出身。日本美容専門学校卒業。2007年にサバービア入社。カラー技術に定評があり、多くの技術講習で講師を務める。
- Profile
- 山野邉麻美(やまのべあさみ)
suburbia/東京・青山
1994年2月28日生まれ。埼玉県出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業。ブリーチカラーの中でもナチュラルデザインを得意として同世代からの支持を集めている。
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