初心者~ガチ勢まで!名古屋カリスマ美容師の最新韓国ヘアここだけの話♡
売れっ子韓国ヘア美容師は、自身も超韓国フリーク♡
この1年、コロナ禍の自粛期間とともに熱を帯びる「韓国ブーム」。
その波は美容業界にも及んでいて、本場さながらの「韓国ヘア」を打ち出す美容師が急増中。
巷には韓国ヘアを楽しむ女性が増えました。
そんな中、最近の韓国ブームのはるか前から韓国にハマり、2015年~2019年頃に多いときは月1~2回渡韓していた韓国フリーク美容師が名古屋にいるとのウワサが!
1カ月ごとに解禁する予約枠はすぐに埋まり、月約220名(うち新規客は30名ほど)のお客を担当するAXIS(アクシス)栄ガスビル店の売れっ子スタイリスト、nayaさんこと桂川奈也さんに直撃しました。
韓国好き度で希望するヘアが変わる
ボブログ編集部:nayaさん、はじめまして!
突然ですが、nayaさんが韓国にハマったきっかけは?
nayaさん:第1次韓国ブーム(2003~2004年頃)の頃に、母が「冬のソナタ」にハマっていました。
そこから家では常に韓国ドラマが流れている状況に。
その後、高校で韓国好きの先生が授業でハングルを教えてくれて。
興味を持って韓国語を勉強しました。
次第に韓国の大手芸能事務所、SMエンターテインメントに所属する女性アイドルのかわいさにハマり、追っかけをしていました(笑)
何度も渡韓するうちに、カルチャーや美容など幅広く興味を持つようになったんです。
ボブログ編集部:そうだったんですね。nayaさんはサロンワークで「韓国ヘア」を手掛けることが多いそうですが、Instagramで韓国ヘアを打ち出していたんですか?
nayaさん:私の場合は集客のために韓国ヘアを打ち出していたわけではなく、「韓国好き仲間が欲しい」という気持ちでSNSの発信をしていたんです。
そうするとコアな韓国好きのお客さまが来店されて、ヘアも韓国っぽくしたい、という方が増えました。
私はレディースのお客さまのみ担当していますが、今では9割の方が韓国ヘアを希望されます。
ボブログ編集部:好きなことを発信していたら同じ趣味嗜好のお客さまが集まったんですね。
韓国ヘアと言っても色々なジャンルがありますが、nayaさんはどんなデザインを希望されることが多いですか?
nayaさん:そうですね。韓国ヘアを希望される方の中でも、私のお客さまは大きく3タイプに分かれます。
ちょうど下の図のような感じです。それぞれのタイプによって、希望するヘアが違うんです。
nayaさん:ピラミッドの一番下が、ライトな韓国好き。 オーソドックスなヨシンモリ(女神髪)などを希望されます。 日本の最新スタイルに少し韓国のテイストを取り入れてみたい、と言ったニーズもあります。数としてはここが一番多いです。 中間の段が、韓国アイドルやインフルエンサーをチェックしている層。 「アイドルの〇〇の髪型にしたい」など、今流行りのデザインをやりたい、というミーハーな方が多いですね。 一番上の段が、超コアな韓国好き。 今流行りの髪型を真似するんじゃなくて、最新のデザインにしたい。 韓国語のInstagramでハングルのハッシュタグを検索して髪型を調べてくる方もいますね。 人数は少ないですが、この方達の期待にも応えられる美容師でありたいと思っています。
ボブログ編集部:なるほど。ひとくちに韓国ヘアと言っても、幅広いニーズがあるんですね。
nayaさん:はい。日本っぽいスタイルの中に少し韓国要素を入れたいのか、ガッツリ韓国人っぽいヘアにしたいのか、その人によってグラデーションがあるので、カウンセリングは入念にしていますね。
韓国ガチ勢が今やりたい最新ヘア
ボブログ編集部:nayaさん的、最近オススメの最新韓国ヘアを教えてください!できれば、コアな韓国好きから人気なスタイルを…!
nayaさん:そうですね、2年前くらいから人気なのが、タンバル(ボブ)レングスでの「ブロックカット」。
いわば姫カットで、顔周りに落ちる髪で小顔効果を狙えます。
ボブログ編集部:顔周りの髪がなんともおしゃれ♡
nayaさん:次に、高めにレイヤーを入れたスタイル。
韓国では「ハッシュカット」といわれるウルフが人気で、「すっごい軽くしたいんです!」と言われるお客さまもいるので、その後のヘアの希望も踏まえて相談しながらカットします。
nayaさん:あとは、最近韓国で2000年代のファッションがリバイバルしています。
髪にもその流れが来ていて、重めの前髪「プルベン」が人気。
「フルバング」の意味で、パッツンで重めの前髪です。BLACKPINKのリサがやったことで火がつきました。
ボブログ編集部:ちょっとレトロな雰囲気がかわいい!
nayaさん:レトロつながりでいうと、「ヒッピーパーマ」も数年前から人気。
根元の方から細かいカールを入れるスタイルです。とはいえ、このスタイルはいわばソバージュなので、その後スタイルチェンジしたくなったときに大変。
どうしてもやりたい人以外は、アイロンで仕上げてあげることが多いですね。
nayaさん:エクステを使った「ページカラー」も人気です。太目のハイライトカラーですね。
実際に染めるのはハードルが高くても、エクステならワンタッチでチェンジできます。
ボブログ編集部:本当に色々なバリエーションがありますね。
韓国のスタイルをそのまま日本人がやっても不自然にならないんですか?
nayaさん:同じアジア人だけど、日本人と韓国人だと気にするところが違ったりするので、お客さまの希望に合わせて調整しています。
例えば、韓国人は髪にボリュームを出したい、という希望が多いけど、日本人は逆にボリュームが出過ぎるから押さえたい、という人が多い。
また、韓国人はおでこを広く見せる人が多いけど、日本人は比較的おでこがせまい人が多かったり。それぞれ特徴がありますね。
韓国カルチャーはこう楽しめ!
ボブログ編集部:nayaさんのSNS発信についてお聞きしたいです。
美容師さんはヘアスタイルの画像を投稿することが多いですが、ヘアの画像の発信はフィードではなくストーリーズだけなんですね。
nayaさん:はい、最近はおかげさまで新規のお客さまの予約を取りづらい状況が続いているので、あえてフィードには載せていません。
顧客様に向けて、美容やファッション、ライフスタイルについて投稿することが多いです。
ボブログ編集部:物撮りがおしゃれですよね。撮影するときのコツはあるんですか?
nayaさん:iPhone12で撮影していて、アプリなどは使っていません。加工した感じが私のTLと合わなくて。
コツといったコツもないんですが、韓国の方のInstagramを研究してひとつ意識しているのが、縦と横の軸をブラさないこと。
これだけで写真のクオリティがアップします。
ボブログ編集部:ホントだ!縦の線と横の線がずれていないですね。
nayaさん:後は光のさし込みをうまく使ったり、「いいな」と思ったものを写真におさめられるようにセンスを鍛えるトレーニングのようにやっていますね。
最近韓国で流行っている「ダイアリークミギ」をまねして、撮った写真をコラージュしています。
ボブログ編集部:わ~、かわいい! 昔プリクラ帳をデコるの、楽しかったなあ~。センスも鍛えられそうですね。
コロナ以降韓国には行けなくなってしまいましたが、それまで多いときは月1~2回ほど渡韓していたんですよね。プライベートで行くときは、どんな過ごし方をしていたんですか?
nayaさん:コスメや洋服の買い物をしたり、カフェや美術館などその時のホットスポットに行っていましたね。
最新のスポットにいる人はファッションやメイク、ヘアも最先端。観察してると楽しいんです。
ボブログ編集部:そうなんですね!最新スポットの情報はどう仕入れるんですか?
nayaさん:私のお客さまはコアな韓国好きの方が多いので、サロンワークの中で情報交換することが多いですね。今は「韓国行けるようになったらどこ行きたい!?」と話しています。
あとは、もう数年間仲良くさせていただいている韓国在住の東山サリーさん(Instagram: @saliy83 )のアカウントはよくチェックしています!
韓国にまつわる著書や連載を持っている方で、サリーさんのアカウントをみれば最新スポットが分かります。
ボブログ編集部:ありがとうございます!ああ~、早く韓国に行けるようになってほしいですね!
nayaさん:本当に!韓国は流行の移り変わりが本当に早いから、前行った時から色々変わってるんだろうなあ。
それまでは、まずヘアだけでも韓国気分を楽しんでみてください♪
奈也さんも載っている月刊BOB8月号「新本格 韓国ヘアの技術帖」は、現在好評発売中です♡
- Profile
- 桂川奈也
AXIS栄ガスビル店・愛知県名古屋市
かつらがわなや/1990年3月15日生まれ。岐阜県出身。中部美容専門学校卒業後、AXIS入社。現在栄ガスビル店でトップスタイリストを務める。Insgatagramアカウント@n_a_y_aはフォロワー数1.4万人。