韓国ヘアを差別化するなら、極上質感の“とぅるツヤ”ヨシンモリ

韓国ヘアを差別化するなら、極上質感の“とぅるツヤ”ヨシンモリ

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ボリューム」と「ツヤ感」がマストの韓国ヘア。

日本の韓国ヘアデザインをけん引するuni 表参道 CEO・ディレクター、長田タカラさんが、韓国ヘアを極上質感にバージョンUPさせる“とぅるツヤ”ヨシンモリを伝授!

韓国ヘアを差別化できるプロセスムービー▼

Contents

“とぅるツヤ”ヨシンモリ
3つの秘技とは?

【秘技1】
ひし形シルエットをつくるスタイリング

アイロンプロセスでは全体を通して、ひし形シルエットを意識して巻きます。

特に重要なポイントは、トップのスライスを薄めに取ること。トップからボリュームのあるひし形シルエットを目指します。

顔周り

顔周りからアイロンをななめに入れ、外巻きに1回転巻く。

【アイロンプロセス】
・アイロン温度:160〜180℃
・アイロン太さ:38mm
・共通プロセス:5〜10秒しっかり熱を入れて冷ます

中間からのワンカール

片側を3ブロックに分けてワンカール。毛先から入れるのではなく、中間からアイロンを入れ、毛先方向に滑らせてカールを入れる。

トップ

スライスを薄く取り、ななめにアイロンを入れる。バックも頭頂部と同様に巻く。

ひし形フォルムに欠かせない“くびれ”ポイント

くびれになる部分は後方からアイロンを入れてリバース巻き。1つ後ろのパネルも同様に巻く。
長田タカラ

韓国系のスタイルはトップにボリュームがあるスタイルのため、トップのカールがあまいとメリハリが出ません。トップはスライスを薄めに取り、熱をしっかり入れることでひし形フォルムの動きのあるスタイルに仕上がります。

ヨシンモリの“くびれ”になる部分はこれまでとアイロンの入れ方を変えます。後方からアイロンを入れて、首周りのシルエットを締めましょう。

スプレーでひし形シルエットをキープ!

ボリュームを出したいトップと耳上をスプレーでキープ。

【秘技2】
ローレイヤーでつくる整った面

カットベースは全体的にレイヤーが入った状態。

カットベース

レイヤーベース

レイヤーベース
・アンダーセクション:低めのローレイヤー
・フロント:全体に対し真ん中の位置をポイントにハイレイヤー
・顔周り:ひし形フォルムのためのレイヤー


アイロンで巻いた後、カールをほぐして美しい面を強調します。

コームでカールをほぐす

左の写真の状態からカールをコームでほぐす。耳のポイントを押さえてほぐすとボリュームがキレイに出る。

【秘技3】
うるおいのあるツヤはベースメイクが鍵

韓国ヘアと相性の良いトリートメントがあれば、さらに韓国ヘアはツヤやかな憧れヘアへと昇華するはず!

今回、長田さんがヨシンモリヘアのベースづくりに使っていたのは、悩みや要望に合わせて、オーダーメイドでメニューをつくるlinkトリートメント

長田タカラ

僕はヨシンモリのためのトリートメントとして、レブリン酸を使う「しとやか」コースを元にアレンジしました。

架橋効果でツヤ感のある輝く髪を持続させることができ、アイロンで仕上げる韓国ヘアと相性が良いと思います。


プロセスは7Step。

韓国ヘアとlink、
相性が良い理由とは?

1. 巻き髪の曲線がキレイに出る

長田タカラ

チェンジリンスで使う「link やわらかリキッドO+」は熱ダメージで硬くなった髪をやわらかくしてくれる効果があります。

韓国ではパーマでヨシンモリをつくりますが、日本ではヘアカラー比率が高く、パーマをかける女性は少ないですよね。

アイロンで熱変性を起こした硬い髪を「linkトリートメント」はやわらかくしてくれるため、巻き髪をした後の「自然な曲線」が出やすくなります。

▶︎▶︎▶︎【Step1で解説】

2.「ツヤが出る」ケラチンを配合

長田タカラ

次に韓国ヘアをつくるカギとなるのがStep6で使うケラチン。

一般的なハリコシが出るケラチントリートメントは、手触りやツヤ感が損なわれることがあります。

「linkトリートメント」のケラチンはハリコシにプラスして手触りが良くなり、ツヤ感もUP。

韓国ヘアのクオリティをサポートしてくれます。

▶︎▶︎▶︎【Step6で解説】

3. レブリン酸+熱で架橋効果を促進

長田タカラ

今年3月に発売した「とぅるツヤリキッド」には、レブリン酸が含まれています。

レブリン酸は熱を加えると毛髪内部での架橋効果が促進されるため、レブリン酸の塗布後にはストレートアイロンを通しますよね。

日本で提案されている韓国ヘアは仕上げの際にアイロンを使うため、トリートメント施術をしながらスタイリングも行え、時短にもなるメリットがあります。

また、架橋効果によりダメージに配慮しながら、韓国風の巻き髪を楽しむことができます。

 

▶︎▶︎▶︎【Step7で解説】


【解説】ヨシンモリ meets
linkトリートメント!

linkを使ったヨシンモリヘア。前掲の動画の要点をまとめました。

【Step1】シャンプー台でチェンジリンス

・使用方法:シャンプー台で2プッシュ

・効果:熱ダメージで硬くなった髪をやわらかくする。

【Step2】CMCをミックスしてブースト

・使用方法:「1」と「1+」を2:1でミックス。毛先から塗布し、根元に向かって塗布。

・効果:2つのCMCを2:1でミックスしブーストさせることで、薬剤の浸透を良くして髪の毛のうるおいや水分をとどめる。

・使用方法:中間〜毛先にプラスで塗布してブースト。

・効果:乾燥やダメージが気になる毛先にうるおいをプラス。

【Step4】CMCで中も外も補修

・使用方法:毛先から塗布し、根元に向かって塗布。

・効果:髪の毛の乾燥や広がりをしっかりとまとめる。

【Step5】さらに毛先ケア

・使用方法:中間〜毛先にプラスで塗布してブースト。

・効果:乾燥やダメージが気になる毛先に脂質をプラスし、もちもちとした質感へ。

【Step6】PPTをミックスしてブースト

・使用方法:「3」と「3+」を2:1でミックス。毛先から塗布し、根元に向かって塗布。

・効果:ダメージを補修しながらハリコシを出す。手触りも良くなり、ツヤ感アップ。

【Step7】ミックスして、レブリン酸で架橋

・使用方法:「4」と「2C+/4+」を2:1でミックス。毛先から塗布し、根元に向かって塗布。

・効果:架橋により毛髪構造の“ぶっちぎり”を補修。揺らぎを補正し、ツヤ髪を持続。

ひと手間で韓国ヘアの仕上がりが変わる!

流洗前のワンプロセス

流洗前のワンプロセス
linkのシャンプーを指先に1プッシュし、頭皮に擦り込む。韓国ヘアのリッジ感や動きを根元から出すためのワンプロセス。

ドライ前にlinkオイル

ドライ前にlinkオイル
linkのオイルは熱に反応するため、トリートメントを保護し、まとまりが良くなる。韓国ヘアにとって重要なツヤ感、軽さのある仕上がりが叶う。

極上質感の仕上がりへ

立体的で面とツヤのある韓国ヨシンモリが完成。

ベースが整うと、“ぶるん”とした極上のツヤがヨシンモリをより華やかに魅せます。

【韓国ヘアとlinkのベストマッチPONT】
1. 韓国ヘアの「曲線」がキレイに出る
2. linkのケラチンが韓国ヘアに欠かせない「ツヤ」を生む
3. アイロンで仕上げる韓国ヘアのプロセスと合う


さらに10のアイテムを「フルオーダーメイド」で組み合わせられる点がlinkトリートメントの良さ。提案する美容師にとっても、想像力が膨らむおもしろいトリートメントだという。

長田タカラ

今回はヨシンモリと相性の良い「しとやか」コースをセレクトしましたが、linkは髪質に合わせて色々な使い方ができます。

髪質やお悩みに合わせて「フルオーダーメイド」で組み合わせられるトリートメントは、お客さまにも、美容師にとっても欠かせないメニューとなるでしょう。

長田タカラ(おさだたから) / uni 表参道 CEO・ディレクター
Profile
長田タカラ(おさだたから)

uni 表参道 CEO・ディレクター

1995年9月5日生まれ。東京都出身。窪田理容美容専門学校卒業後、都内1店舗を経て2021年、東京・表参道にuniオープン。韓国風のナチュラルスタイルを得意とし、日本の韓国ヘアをけん引する存在。韓国トレンドヘアを中心に、ファッションや骨格に合わせ、お客さま1人ひとりの持つ魅力を最大限に引き出す。株式会社uni代表取締役。

YAHAGI
執筆者
YAHAGI

ほぼ毎日WEB記事、ときどき単行本。

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