しれっと、タイムパフォーマンスを上げる
月刊BOBは現在発売中の4月号から、コンセプトを「タイムパフォーマンスを上げる」に変えています。
タイムパフォーマンス、略してタイパとは何かについて、改めて紹介します。
タイムパフォーマンスとは?
タイムパフォーマンスとは、いわゆる時間売上のこと。これから、この“タイパ”が美容業界の新しい指針です。
働く時間は短く、顧客との関係は長く、濃く。より短時間で利益を出せる働き方がこれからのスタンダード。
時間効率と信頼関係の両立が、美容師のライフプランを自由にし、仕事の可能性を拡げてくれる唯一の手段。
生き方を自分で選び取るためにも、安定して長く働き続けるためにも、スタイリスト自身がこの数値に自覚的でいる必要があります。
ただし、タイパ=すべての効率化という意味ではありません。
時間を費やして後輩を育てたり、じっくりと技術を習得することもタイパUPにつながります。クリエーションだって、タイパです。
技術やデザインはもちろん、メニュー展開、サロンオペレーション、自己ブランディングなど多元的で奥深いこの美容の仕事に、時間生産性の軸を入れて、解きほぐしていきます。
タイムパフォーマンスはどうやって上げるの?
では、実際にタイムパフォーマンスはどうやって上げるのでしょうか?
以下はタイパの上げ方の実例です。
タイムパフォーマンスの計算式
めざせ! タイパ5000円以上
技術売上 80 ~ 100 万円まではワンオペでの施術が基本。それ以上になるとアシストが必要なので、アシスタントの労働時間をカウントして計算します。
コロナ禍になって店販売上の重要度は増していますが、商品によって利益幅の増減が広すぎて算定しにくいこと、また、アシスタントに売り上げがつく場合も少なくないため、この計算式では除外しています。
専属アシスタントやチーム制の場合はアシスタントの労働時間も入れて計算します。パートタイムでアシストしたり手の空いたスタイリストが手伝うパターンなどは、アシストの定義が難しいため、除外します。
美容師人生のQOLが上がる
なぜタイパアップをめざすべきなのか。より短い時間で利益を出せるようになると、もっと自分投資できる時間も増え、メリハリのある生活が送れるようになります。より明確に自分の人生設計ができるようになります。
美容師を長く続けるためにも、タイパUPは必須の課題なのです。
月刊BOBはこのタイパに絡めて特集企画を組んでいきます。4月号の特集は「推しメニュー」。
在庫希少なのでお早めに!!