結局、”似合わせ”って何なのよ? 知識も実践力もコレ1冊で身につく!
ここ数年、ショートヘアブームが続いています。
技術力が必要なデザインだけに、漠然と苦手意識を持っている方も多いですよね。
満足度を上げるには何が必要なのか?
ズバリ、〝似合わせる〞技術です。
インスタグラムの登場でお客さまの要望はより細分化しました。
画像生成AIが流行っていますが、5 年後にはお客さまがアプリ上で好きな髪型をつくって持ってくる時代になるでしょう。
より高度化する要望と現実をどうすり合わせるか。
今回は、1月25日発売の『似合わせショート完全マニュアル』(村田勝利・著/髪書房刊)の内容をダイジェストで紹介しながら、今身につけるべき”似合わせ”技術のエッセンスを解説します。
年間5000人を担当する似合わせショートマスターの村田勝利さんが、後輩の指導やオンラインサロンでの講師活動の中で確立した「似合わせショート」を誰でも再現可能にする方法。それは輪郭やパーツの位置から顔立ちを分析し、理想形に近づける技術です。
一生使える、お客さまのための技術を手に入れてください!
- 骨格・パーツから切り方を導く 似合わせショート完全マニュアル
- 誰にでもできて、誰にでも似合うカットのガイド
ブームになって久しいショート。写真映えが良く、年代を問わないからこそ集客につながりやすいけれど、高い技術力が求められます。「リピートにつながらない」「肩上レングスを切るのがこわい」という本音を抱える人も多いのでは。そこで、本書ではこれまであいまいになっていた“似合わせる”ための技術を理論化しました。輪郭やパーツの位置から顔立ちを分析し、理想形に近づけるテクニックは、誰もが再現可能。動画もあわせて、一生使えるカット技術を提供します!
- Profile
- 村田勝利
nex
むらたしょうり/ 1994 年5 月28 日生まれ。大阪府出身。高津理容美容専門学校卒業。年間5,000 名を担当しながら全国で講習活動を行う。日本最大級のオンラインサロンnex ACADEMY 運営。現場と講習活動を両立する中でサロンワークに必須な似合わせる感覚と理論的なカットを合わせた「似合わせカット理論」を考案。
- Instagram : @shorimtg
ショートヘアは、一過性のブームではない!
ショートブームと言えども、フォルムや発信方法まで、日々変化しています。
初めはバックサイドの写真が多く、ボブベースから削ぎでショートにしたような、「ウエイトは低いけどアウトラインが軽いデザイン」が主流でした。
1年経つと「正面を見たい」という声が大きくなり、フロントの雰囲気も分かるサイドショットが増加。顔周りが重要に。
さらに1年後は動画の時代に。より正面の雰囲気が分かり、えりあしも写り込む頬起点のアングルが多くなりました。
そして今重要なのは「正面の納得度」。
Before/Afterだけでなく施術過程に価値が置かれるようになりました。来店時の悩みをどう解消したのか、施術工程が納得感につながります。
つまり今は、「似合わせるための根拠」が重要になっているのです。
”似合わせ=標準顔”と決めました!
「似合わせる」というワードは、よく使われるけれど定義があいまいでふわっとした概念でした。
しかし今回、村田さんが言語化。
似合わせる、とは髪型によって最もバランスの良い顔型・パーツの位置に見せること。
つまり「卵型の輪郭」と「標準重心のパーツ」に近づけることが、似合わせショートの正体なのです!
最短での成長には“定数”と“変数”の明確化がキモ
それでは、どうすれば最短で技術を修得できるのでしょうか。
あいまいで感覚的な部分も多いと思われがちなカットですが、切り方もセニングもスタイリングも、すべて固定して“定数化”することで、失敗の原因が分かりやすくなるんです!
マニュアル化して固定している部分を明確にすれば、失敗の原因は“変数”の部分にだけ注目すればいいんです!
《定数1》カット方法を4 つに絞る
カットの方法は上記の4つのみ。
髪質や目指すデザインに合わせて最適な方法を選択します。
《定数2》セニングこそ固定化する
感覚に頼りがちなセニングこそ、入れる場所・回数を固定します。
上記を参考に、お持ちのセニングシザーに合わせて開閉回数を決めてください。
《定数3》 形は3つに絞る
形はこちらの3つだけ。
なりたいイメージに合わせてデザインを決めていきましょう。
《定数4》スタイリングもオートマ化
顔型やパーツの特徴に合わせて、似合いやすいスタイリングを決めていきます。
では、“定数”はわかったけど“変数”は・・・?
↓
↓
↓
“変数”はこれだけ!
ここまで“定数”を決めていたら、失敗したときの原因は限られた“変数”から探るだけ。上記の3つの“変数”のうち、自分はどれができていないのか? 絞られているからこそ改善もしやすいはずです。
で、結局何が学べる本なのよ?
書籍『似合わせショート完全マニュアル』では、似合わせ理論とマニュアル化されたショートカットが体系的に学べます。
プレイヤーは落とし込みやすいし、教育者にとっても教えやすい。
”似合う“を見える化・具体化・言語化したので、お客さまにも説明しやすくなります。
5つの顔型すべてのモデルカットプロセスと、4つのショートのベーシックカットプロセスが動画で観られるのもお得!
カット方法を4つに絞り込んだのもポイントです。カリキュラムをシンプルにするために切り方を1つ、2つにしてしまうと、対応しきれなくてクレームに繋がってしまいます。
書籍で紹介している4つの切り方なら、過不足なくどんなお客さまにも対応できます。
その裏付けに、僕の似合わせカット理論で教育しているnexでは、2023年ショートのクレームゼロ。みなさんのレベルアップの助けになると嬉しいです!
みなさんもぜひ、この書籍で一生使える技術を身につけてください♪
- 骨格・パーツから切り方を導く 似合わせショート完全マニュアル
- 誰にでもできて、誰にでも似合うカットのガイド
ブームになって久しいショート。写真映えが良く、年代を問わないからこそ集客につながりやすいけれど、高い技術力が求められます。「リピートにつながらない」「肩上レングスを切るのがこわい」という本音を抱える人も多いのでは。そこで、本書ではこれまであいまいになっていた“似合わせる”ための技術を理論化しました。輪郭やパーツの位置から顔立ちを分析し、理想形に近づけるテクニックは、誰もが再現可能。動画もあわせて、一生使えるカット技術を提供します!
- 執筆者
- 藤本真帆