格納型ボウルと共に生産性も上がるチェア “MINIMAL SALON UNIT ONE”
小さいサロンで個室などのパーソナル空間をつくることは、これまで難しいとされてきた。
しかし、2023年7月にシャンプーボウルがチェア内に格納できる省スペース設計の「MINIMAL SALON UNIT ONE(ミニマル サロン ユニット ワン/以下ONE)」が発売され、個室や半個室の店舗設計が大きく変わりつつある。
この記事では個室がもたらすサロンの可能性と、小さいサロンでも省スペースでパーソナル空間を提供できるサロンづくりを考える。
※この記事はタカラベルモント(株)とのタイアップ記事です。
今、個室が支持される理由とは?
昨年7月、人口増加率全国1位の茨城県つくば市に初出店したシキ ビューティサロン。
これまで同県水戸市、ひたちなか市で4店舗をF C展開してきたが、人口25万人を超えるつくば市での挑戦にあたり、軸になった構想は「個室」だった。
代表取締役社長 佐藤 尊さんは個室にこだわり、シキ ビューティサロンを出店したという。
僕が考える「個室のメリット」は3つあります。
1 顧客に自分だけのスペースで美容を楽しんでもらえる
2 メニューの幅が広がり、スタッフが未来を描きやすい
3 客単価が上がり、生産性も向上
最初から大きい箱を用意するのではなく、「小さく、リスクなくはじめる」のが佐藤社長の出店の考え方。
これまで出店した5店舗のすべてが20〜30坪で、このスペースで個室をつくるとなると、省スペース設計が必須になる。
個室2室を完備したシキには、シャンプーボウル格納チェア「ONE」が2台、全国で初めて導入された。
ボタン1つでチェアの中からシャンプーボウル?
サロンの生産性と顧客満足の両方を向上させる店舗設計の提案として個室や半個室を推進するタカラベルモントでは、チェア内部にシャンプーボウルを格納する省スペース設計のアイデアが数年前から出ていたという。
しかし、シャンプーボウルをおさめる精密技術は簡単なものではなく、ミリ単位の繊細な調整が必要な技術で、美容室での安全も確実に担保されなければならない。
開発に5年以上を要したという、チェアの中からシャンプーボウルが表れる感動体験をまずは動画でご覧いただきたい。
思いもしなかったチェア内からシャンプーボウルが出現する機能に顧客は驚き、自分だけの空間での施術に気分も高まる。
ジャパンメイドの技術が新しい形のパーソナル空間を生み、顧客が美容をより楽しめる文化を育んだ。
ONEの特徴と機能
・チェア内部に電動駆動のYUMEボウルを格納、長時間のヘッドスパも快適に
・ワンタッチでシャンプーボウルがシャンプー位置まで移動
・清潔に使えて扱いやすい、新機構のシャワーホース搭載
・ボタン操作でボウルの高さを800mmと900mmに変更可能
・背もたれ、レッグレストがほぼ水平位置まで稼働
「ONE」の導入で生産性が向上
働き方改革の推進が欠かせない今、待ち時間や移動時間を省いて定点サービスを行えるONEは、時間生産性の向上にも寄与している。
さらにシャンプー台を設置するスペースが不要になるため、同店では空いたスペースでネイルやアイメニューを検討中だ。
店販販売率も増加
パーソナルな空間での提案はお客さまの悩みに踏み込みやすく、顧客も施術者も安心して美容に集中できます。
店販販売率も向上していますね。
グループ内の2つの店舗を比較すると、2つの個室にONEを導入しているシキでは再来客の店販販売率が増加。
生産性の向上にもつながっている。
ONEがあれば、小さいサロンでも特別感が出せます。
省スペースで家賃や固定費を抑えながら、自分のスタイルでお店を設計できるので、これからの時代の美容室経営を支える1台だと思います。
大型店をつくらなくても、サロンづくりの可能性を広げるONE。
店舗設計だけでなく、ビューティメニューの枠を広げ、マルチなスキルを持つ人材育成にも貢献するチェアだ。
- Salon Information
- Ciqi beauty salon(シキビューティサロン)
茨城県つくば市
住所 | 茨城県つくば市二の宮1丁目1−10 |
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MAP | Google map |
TEL | 029-829-6644 |
店舗情報 | ・会社名:MYRO株式会社 ・代表:佐藤 尊 ・創業:2016年 ・店舗数:5店舗 ・スタッフ数:53名 ・本社所在地:茨城県水戸市千波町1418-1 ・本社電話番号:029-239-5580 ・HP:http://brave-world.net/ |
- 執筆者
- 有希牧野