ロレッタなどのヘアケアブランドを多数展開するビーエックスは 9月21日、アメリカ・ニューヨークで行われた「World Biodiversity Summit(以下 WBS)」に日本企業で初めて参加したと発表した。
このイベントは、国連総会の第78会期(UNGA78)に合わせ、b-exがパートナーシップを締結している World Climate Foundationが主催する生物多様性の保全をテーマに官民対話を深める国際会議。
第1回は2021年にスコットランド・グラスゴーで行われ、第3回となる今回は各国の企業や団体の関係者約200人がアメリカ・ニューヨークに集結した。
日本の企業では初めて WBS に参加したb-exは、グループを代表して CEO の福井敏浩氏が講演。製品輸送のモーダルシフトや容器のプラスチック使用量の削減などb-exが行っている脱炭素化社会に向けた取り組みを紹介するとともに、「アジア No.1 プロフェッショナル&クリーンビューティー企業グループ」を目指してヘアサロンと共にSDGs を推進していく決意を表明した。
■株式会社b-ex グループ CEO 福井敏浩氏 コメント
今回日本企業として初めて WBS に参加し、講演の機会をいただいたことを光栄に思います。
講演での「日本全国のヘアサロンで使用する水の量を試算すると、一日当たり約 1 億 3 千 7 百万リットルになる」という問題提起について、他の参加者から「美容室は年に何回も行っているにもかかわらず、そこで発生する生物多様性に関わる問題はあまり意識してこなかった」という意見を多数いただきました。美容室にとってもサステナビリティへの取り組みは経営と切り離せないものになっています。b-exは製品の提供だけではなく、今後、ヘアサロンのサステナブルな経営もサポートしていくことで、美容業界の環境負荷の低減をけん引する企業となることを目指します。そのアクションが美容業界だけではなく、日本の社会にとってもサプライチェーン全体の見直しや意識改革が加速していくきっかけとなるよう、人と環境に配慮した製品開発と事業展開、およびグリーンマインドの浸透により一層力を入れて取り組んでまいります。
株式会社b-exは、ヘアコスメブランド「Loretta (ロレッタ) 」やヘアカラーブランド「THROW(スロウ) 」で知
られるヘアケアの総合メーカー。美容師とお客様に寄り添った製品提供を目指し、プロフェッショナル製品及び、コンシューマー向け製品の製造・販売を行っており、SDGsを推進する「アジア No.1 プロフェッショナル&クリーンビューティー企業グループ」を目指している。