国内におけるヘアカラーの製造販売または製造するメーカーの団体である日本ヘアカラー工業会（以下JHCIA）は６月14日の臨時理事会で新会長に田尾大介氏（株式会社アリミノ社長）を選出した。なお、2013年から会長を務めた水野真紀夫氏（ホーユー株式会社会長）は副会長に就任する。

就任にあたり田尾新会長は「新たな取り組みとして、理美容業界における手荒れの問題解決に注力します。理美容師の手荒れが離職率の一因となっていることを認識し、JHCIAとしてもその解決に向けたサポートを行い、具体的な取り組みを推進する考えです。また、理美容師が安心して働ける環境を整え、理美容業界全体の発展に貢献します。今後もJHCIAは『より安全に、安心して〜アカラーリングを楽しみ続けられる社会の実現への真献』をミッションに掲け、私たちは消費者の皆さまにとってウキウキ感やワクワク感のあるへアカラーリングライフが身近に根付いた社会を実現し、生活の質（QOL）の向上に貢献することで、皆さまの人生を応援します。さらに、将来を見据え、ヘアカラー市場における消費者価値の多様化、高新化、国際化などへの取り組みを業界全体として行ってまいります。今後も継続して、より安全に、安心してヘアカラーリングを行うための環境整備や仕組み作りを推進します」と抱負を述べた。

JHCIAの主な活動には、ヘアカラーに関する業界自主基準の作成・改正、安全性者規制情報の収集と分析、一般消費者や理美容師を対象とした調査の実施と啓発情報の提供、ヘアカラー等の薬事申請のノウハウを集めた染毛剤製造販売承認申請要領の作成・改訂などが含まれる。