日韓Beautyがさらに前進した一日

美KAKU株式会社(横川松華CEO)は6月12日、「BEAUTY SUMMIT2023 K beauty&J beauty共に共創する未来」をFeiyu Japanスタジオ(大阪・心斎橋)で開催した。

当イベントは、韓国で注目を集めるサロン・COMME NANAのJehee Park代表、Park Sun Bin氏と、世界最大級のシニアコンテンツThe New Greyを運営するKwon Jung Hyun氏が登壇。世界を席巻するK beautyの、ヒットの根源を解き明かした。

第1部では、多くの芸能人やVIPを顧客に抱えるCOMME NANAのJehee Park代表が、ブランディングや企業のミッション、そしてこれからのヴィジョンについて解説。

2016年に創設して以来、サロン3店舗、ウエディング10店舗を展開し、Aesopやダイソンといった世界的ブランドと数多くのコラボレーションを実現するまでに至った経緯をプレゼンした。

さらに、Jehee Park代表は2021年、別ブランドのNaNalogをローンチ。ハイエンドサロンのCOMME NANAに対して、1/2~3の価格で若い世代にアプローチする次世代ブランドだ。施術前のカウンセリングや店内への誘導、アフターフォローなどをすべてデジタルで行う同ブランドは、合理性を好むMZ世代を中心に反響を呼んでいる。

第2部は、Jehee Park代表とスタイリストのPark Sun Bin氏によるモデルデモンストレーション。

K beautyのトレンドを率いる芸能人の髪型はどのように生み出されるのかを解説し、メンズの「ダウンパーマ」、ミディアムヘア、レディースの産毛パーマ「ベイビーヘア」をモデルで実践した。

第3部には、InstagramやTikTokなど総フォロワー約100万人を誇る世界最大のシニアファッションメディア、The New Greyを運営するKwon Jung Hyun氏が登場。

”普通のシニア”をおしゃれにかっこよく変身させる企画がヒットし、現在はアカデミーの運営やメーカーとのコラボなどの展開を見せている。

そこに至るまでのブランディングやトレンドの生みだし方についてのプレゼンテーションに、参加者は熱心に耳を傾けた。

最後に今回イベントの後援を務めた、関西を中心に展開するサロンCHAINONの坂口貴徳代表が、自身の海外視察の経験談を基に参加者へメッセージを贈った。

日韓それぞれの長所を生かし協力し合えば、美容業界はアジア、そして世界へ羽ばたく産業へ成長していくであろうことを確信させる1日となった。