全美商連が第31回通常総会を開催
全国の主要美容ディーラーで組織する全国美容用品商業協同組合連合会(全美商連・菊地浩市理事長)は5月18日、「令和5年度 第31回通常総会」をホテルウィングインターナショナルプレミアム東京四谷テラスルーム(東京都・新宿区)で開催した。
まず会の冒頭では菊地理事長の呼びかけにより、志半ばで急逝した故・大島和彦理事に全員で黙祷が捧げられた。
同総会はコロナ禍以降オンライン主で行われていたが、この日は3年ぶりに一堂に会しての開催。冒頭の挨拶で菊地理事長は「2年前に着任したばかりと思っていたが、1期2年間があっという間に過ぎた。昨年開催した第9回アジアビューティエキスポは、結果3万人以上の動員があり美容業界に元気を届けることができたと思っているが、オンラインでの視聴販売数が期待を下回るなど、今後に役立てるべき反省点も多くある」と述べた。
この日は以下の事業報告が行われ、すべて全会一致で承認された。
[第1号議案] 組合の事業活動の概況に関する事項
■当該事業年度末日における重要な事業内容、当該事業年度における事業の経過及びその成果
・所属員のために行う販売促進事業(ビューティユニティフェスティバル)
・所属員の取り扱う美容用品の展示会事業(アジアビューティエキスポ)
・(株)USENとの業務提携契約事業
・教育情報事業(講演会/研修会/研究会など)
・福利厚生に関する事業
■組合の運営組織の状況に関する事項
[第2号議案] 令和5年4月1日から令和6年3月31日までの「事業計画」
・ビューティユニテイフェスティバル2024は単組の温度差が顕在化し賛否の意見があるため慎重に再検討する
・(株)USENとの業務提携契約は、契約を更新し6月からスタートする
・取り扱い商品の販売を伴わない事業「おクルマ購入サポートサービス」は今年度も継続
・「全美商連名簿/令和6年度版」は令和6年1月初旬に発行予定
[第3号議案]として新年度の役員選挙が行われ、菊地理事長はじめ副理事長4人が続投となった。新年度の執行部および理事は以下の通り。
■全美商連 新役員
[理事長] 菊地浩市(北海道)
[副理事長] 橋本健治(大阪/事業担当)、森田昌孝(富山/財務担当)、小西隆雄(大阪/組織担当)、前田貴之(東京/総務担当)
[理事] 鳥居清一(岩手)、大島一浩(茨城)、山崎登美子(東京)、石川清英(愛知)、谷 義彦(大阪)、藤田真司(広島)、川野健司(徳島)、日置和統(熊本)
[監事] 宮津秀行(島根)、木元牧雄(秋田)
またこの日の終盤には、全美商連が4年に一度主催する「第10回アジアビューティエキスポ」を大阪・関西万博期間に併催する構想について説明が行われた。
本来であれば次回は2026年に開催するはずだが、2025年の大阪・関西万博に合わせ史上初の大阪開催で準備を進めていることが発表され、菊地理事長がこのアイデアが浮上した経緯を説明した後、企画・運営を司るルーデンス(株)の石渡氏から、現時点で候補に挙がっている二か所の会場と基本構想についての概要が説明された。