国際文化学園70周年に700名
学校法人国際文化学園(平野 徹理事長・荘司礼子校長)は5月15日、東京・日比谷の帝国ホテルで「創立70周年記念 感謝のつどい」を開催した。
帝国ホテルの孔雀の間には、美容室オーナーや講師、メーカー、ディーラー、美容学校、美容業界出版社など約700名が一堂に会し、コロナ禍以降、久方ぶりの大規模記念パーティとなった。
オープニングは十二単に身を包んだ教職員14名と三味線の調べをバックに、荘司礼子校長が十二単のお服上げを披露した。
襟元と袖口の美しい濃淡は「襲(かさ)ね」と呼ばれ、四季の移ろいを表していると言われている。重さが20kgになる十二單を、たった1本の紐で押さえるという繊細な技が見どころとなった。
会の冒頭では、荘司校長が70周年を迎えることができた御礼を述べ、創設者の武市猛雄氏や武市昌子氏の先代の思いや苦労を振り返りながら、これからもサロンの現場で役立つ人材を育てていくとした。
来賓代表の挨拶はkakimoto arms 代表取締役会長 柿本榮三氏。国際文化学園のテーマである「つくす心」があってこそ、サロンの現場で生きる人材が育つ。技術を高め、人間力のある美容師の育成を通して、ともに“美しい人”を育てようと締めくくった。
歓談中も日頃から国際文化学園と親交のある講師会や協会の理事長27名の紹介、美容学校の理事長・校長44名の紹介、海外からの招待客6名の紹介と続き、それぞれ同校の70周年の歴史を讃えた。
ラストは奄美大島に伝わる島唄を歌う朝崎郁恵氏による奄美民謡がやさしく会場を包み込み、国際文化学園からのメッセージ「これからも、つくす心で人を美しく」がスライドに大きく投影され、式典は幕を閉じた。